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(株)カネトモ(TSR企業コード:010014500、札幌市中央区大通西19-2-1、設立昭和41年11月、資本金1500万円、松井鴻光社長)と(株)ケーユー(TSR企業コード:042025486、釧路市末広町2-18、設立平成22年3月、資本金100万円、同社長)は3月17日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は野間昭男弁護士(三宅坂総合法律事務所、東京都千代田区幸町2-1-4、電話03-3500-2742)。
2社の負債合計は約70億円。
カネトモは昭和36年10月に創業、ビジネスホテル「パコ」を道内主要都市に展開、温泉付きで低価格な宿泊料がビジネスマンにうけて、ピーク時には9カ所のホテルを経営し平成18年9月期には売上高121億6729万円をあげていた。 20年に入り、各地にホテルを建設する中で金融機関以外に外資証券会社から不動産の証券化による資金調達も行うなどで、規模の拡大を目指した。ホテルパコ函館、ホテルパコ釧路の建築に関しては、函館60億円、釧路45億円が不動産の証券化によって資金調達できる予定だったが、同時期に発生したリーマン・ショックの影響で証券化がキャンセルとなり、これがそのまま金融債務の増加に振り替えられて財務内容を圧迫した。
その後はホテルを順次売却して金融債務を圧縮し、直接経営は帯広2カ所、函館2カ所の計4カ所に縮小、その他の施設は売却先からの運営受託に切り替えて経営を維持していたが、26年2月期(21年から決算期変更)の売上高は4億7921万円にとどまり、最終的に自主再建は困難と判断して今回の措置となった。
ケーユーは、カネトモのホテル運営を受託し、年間売上高約6億円をあげていたが、同社に連鎖した。
なお、今後は(株)リオ・コンサルティング(TSR企業コード:295319658、東京都千代田区)がスポンサーとなって再建を目指す意向である。