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得点を決めたD・ルイス [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが11日に行われ、チェルシーとパリSGが対戦した。
2月17日、パリSGのホームで行われたファーストレグでは、1-1のドローに終わった同カード。セカンドレグはチェルシーのホーム、スタンフォード・ブリッジで行われた。
最初にチャンスを得たのは、敵地に乗り込んだパリSGだった。2分、マルコ・ヴェッラッティのパスに反応したエディンソン・カバーニがチャンスを得たが、シュートまで持ち込めなかった。
両者、様子を見る展開が続き、試合の流れを大きく変える出来事が起きてしまう。31分、チェルシー陣内に攻め込むパリSG。ボールがこぼれると、オスカルとズラタン・イブラヒモヴィッチがボールを拾いに行く。オスカルが先に触り、イブラヒモヴィッチが勢い余ってタックルに行くと、主審はイブラヒモヴィッチに対して一発退場を宣告した。
一人少なくなったパリSGは39分、カウンターから左サイドを突破したマクスウェルがクロスを上げると、ファーサイドにエディンソン・カバーニが飛び込んだが、ジョン・テリーがなんとか戻り失点を免れた。
一方のチェルシーは43分、ジエゴ・コスタがゴール左手前からドリブル突破を仕掛け、ペナルティエリア内に進入する。ここでD・コスタはカバーニと接触して倒れたが、主審はプレーを流した。スコアは動かず0-0で前半を折り返した。
ホームで数的優位に立ったチェルシーは、後半からオスカルに代えてウィリアンを投入し、得点を奪いに行く。49分には、右CKの流れからD・コスタがオーバーヘッドシュートを狙ったが、ゴール右に外れた。
すると10人のパリSGに大きなチャンスが訪れる。58分、カウンターからヴェッラッティが中央のハビエル・パストーレにボールを送ると、パストーレは左サイドにスルーパスを出す。オフサイドラインぎりぎりで抜けだしたカバーニがキーパーとの一対一を迎え、クルトワをかわしてシュートを放つ。しかし、やや角度の無い位置から打ったシュートは左ポストを叩き、大きな決定機を逃してしまった。
両チーム、ここまでチャンスを生かせなかったが、遂に均衡が破られる。81分、チェルシーが右CKを獲得すると、一度はクリアされたボールをD・コスタがボレーで狙う。ここはミート出来ずにガリー・ケーヒルへボールが渡ると、右足ボレーを突き刺して、チェルシーが先制に成功する。
苦しくなったパリSGだったが、こちらもセットプレーのチャンスを生かす。86分、右CKを獲得すると、クロスボールに飛び込んだのはダヴィド・ルイス。ヘディングシュートはクロスバーに当たってゴールネットを揺らし、パリSGが同点に追いついた。
90分間が終了し1-1となったこの試合は、2試合合計スコアでも2-2の同点となり、前後半15分の延長戦に突入した。
ホームで延長に持ち込まれたチェルシーだったが、思わぬ形でチャンスを獲得する。95分、クロスボールの競り合いで、チアゴ・シウヴァの手がボールに触れてしまう。ペナルティエリア内だったため、主審はPKを指示。キッカーのエデン・アザールは冷静にゴール右に流し込み、チェルシーが勝ち越しに成功した。
苦しくなったパリSGだが114分、エセキエル・ラベッシが蹴った右CKをT・シウヴァが頭で合わせた。ここはティボー・クルトワがなんとかセーブ。続くティアゴ・モッタの左CKを再びT・シウヴァがヘディングシュート。これがクルトワの頭上を越え、パリSGが2-2の同点に。延長戦でもアウェーゴールが適応されるため、パリSGがリードを奪った。
このまま試合終了のホイッスルを迎え、2試合合計スコアは3-3であるが、アウェーゴール差で上回ったパリSGが、昨シーズンのリベンジを果たしベスト8進出を決めた。
【スコア】
チェルシー 2-2(2試合合計:3-3 AG) パリSG
【得点者】
1-0 81分 ガリー・ケーヒル(チェルシー)
1-1 86分 ダヴィド・ルイス(パリSG)
2-1 94分 エデン・アザール(PK)(チェルシー)
2-2 114分 チアゴ・シウヴァ(パリSG)
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