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合同捜査本部がある広島県警は、逃走中の職業不詳、文健二容疑者(57)の顔写真を公開。捜査本部は県外逃亡の可能性も視野に入れて捜査している。
山口県警などによると、3県警の合同捜査本部が6日朝、下関市竹崎町2の文容疑者宅を捜索した際、4階の自宅の窓から2階部分に飛び降りて逃走。近くに停車中のタクシーを一時奪って逃げた。
県警は、文容疑者が逃走して約1時間後、同市彦島本村町でタクシーを発見。現場付近で文容疑者のものと見られる血痕も見つかったため、彦島地区に多くの捜査員を投入した。
奪われたタクシーを発見するまでにかかった約1時間が、文容疑者に逃亡の猶予を与えることになったとみられる。彦島地区と下関市中心部を結ぶ3か所で実施された検問も、外から車内をチェックするなどの簡単なものだったという。
市教委は彦島地区の七つの小中学校に、保護者同伴での登下校と部活動の原則中止を指示。県立下関中等教育学校は予定していたマラソン大会を中止した。
県警などは、文容疑者が彦島地区を出た可能性が高いとみて、北九州市の宿泊施設などに捜査範囲を広げている。
一方、彦島地区では今も緊張が続いている。市教委は10日の下校時から保護者同伴での登下校を解除したが、教職員や地域住民らに、引き続き児童らの見守り活動を依頼し、不測の事態に備えている。
彦島地区の電器店に勤める男性(68)は「タクシーの発見までに時間がかかったのが疑問。早く捕まえてほしい」と訴えた。
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文容疑者に関する情報は、110番または広島県警佐伯署(082・922・0110)へ。