広島市に本社を置く中国電力の島根県松江市にある島根原発１号機の廃炉を正式に決め、午後、地元に説明することにしています。
　　１９７４年に運転を始めた島根原発１号機は、出力４６万キロワットで、去年、国が運転期間の原則とする４０年を過ぎていました。
　
　　中国電力はこれまで運転延長のケースも検討し、去年６月の株主総会では、廃炉の計画はないと明言していました。しかし、最終的に、延長のための安全対策工事に巨額の費用がかかり、採算が見込めないと判断したとみられます。
　
　　午前中に開いた臨時の取締役会で正式に廃炉を決め、午後には、苅田知英社長ら幹部が島根県や松江市など関係自治体を訪れ、廃炉の理由を説明することにしています。（18日11:35）