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10年後の2025年までに水素社会実現を目指す東京都。
5年後に東京五輪が迫る中、東京都の都市整備局が都心と臨海部を結ぶ「BRT」(バス高速輸送システム)の運行ルート、使用車両などに関する考えを明らかにしました。
ちなみにBRTは「Bus Rapid Transit」の略で、路面電車と比較して遜色の無い輸送力と機能を有し、かつ柔軟性を兼ね備えたバスを基盤とした大量輸送システム。
都では一部に2台を連結した130人乗りのBRTも取り入れる予定と言います。
(出展 新潟市)
今年4月に基本計画の策定及び事業者の公募開始、第4四半期中に事業計画を策定、来年度から2018年度にかけてFC(燃料電池)バスを導入、2019年度内にBRTの運行を開始する計画で2020年以降に本格稼動を予定しているそうです。
ルートとしては現在整備中の環状2号線を軸に虎ノ門‐新橋‐勝どき‐晴海‐市場前‐有明テニスの森‐国際展示場を結ぶ予定で、東京駅や東京テレポート駅を結ぶルートについても検討されている模様。
(出展 東京都 都市整備局)
また選手村再開発後のルート、輸送力の案についても併せて提示されており、五輪後は選手村跡地に開発される民間マンションに乗り入れることになるそう。
(出展 東京都 都市整備局)
2019年度の運行開始から再開発までは1時間に最大で2,600人程度の輸送を見込んでおり、再開発後は1時間当たり4,400人程度を運べるようにする計画。
BRTでは衝突防止やスムーズな加減速を実現すべく自動走行技術導入を目指す模様。
必要となる水素ステーションについては都が昨年末にまとめた「東京都長期ビジョン」の中で東京五輪までに移動式を含めて35カ所整備する計画を掲げており、これにより水素ステーションまで約15分程度で到達可能となります。
都では2020年代後半までにFCバスを50台以上、FCV6,000台を普及させる予定で、2025年までには水素ステーション80カ所、FCV10万台を普及させる計画。
(出展 東京都)
東京五輪を日本が水素社会へ転換を図りつつあることを世界に示す絶好の機会と捉えており、海外から羽田に到着した来場客をFCバスで出迎え、オリンピック選手村内の移動もFCバスを活用する予定と言います。
これらの施策実現に向け、450億円を超える予算を投入する計画で、来年中にFCバスの実用化を図る予定。
都ではこの施策が新たな投資を呼び込み、再開発や新システムの構築を推し進める原動力になるとみているようです。…