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99U:商業写真やエディトリアル写真を撮っているThomas Gagg氏は、自身の撮影スタイルを発表して他のカメラマンとの差別化を図る手段として、彼自身が主体となって進める個人的なプロジェクトを持っています。「Explore Create Repeat」のインタビューで、Dagg氏は自分らしく純粋に表現する自由の持つ価値について語っています。
「私自身が主体となって作品を発表するプロジェクトは生きがいと言っても過言ではありません。自らの創作への渇望感はどう説明していいかわかりません。それは、ただそこに存在して、私の心の奥底を揺さぶるのです。時間がある時は必ずと言っていいほど、このプロジェクトのことばかりを考えています。
依頼された仕事を良いメンバーと一緒にできる時間は実に楽しいものです。特に、独自の撮影スタイルや写真への考え方を評価された上での依頼となれば、なおさらです。個人的に創作した作品は、ただ純粋に自分を表現するものですから。
このように個人が主体となって進めるプロジェクトは、本当の自分を表現できる唯一の方法だと私は思っています。そして、他のフォトグラファーとの差別化につなげることもできます。このような形で発信されたクリエイティブ作品は、単にシャッターを押してきれいな写真を撮るだけのフォトグラファーとしてではない、独自の個性を持つ1人のクリエイターとしての自分を定義づけるのに役立つからです」
Dagg氏個人のプロジェクトである「スター・ウォーズ シリーズ」では、8歳の頃の彼が想像した、現代の世界とスター・ウォーズの世界が混在する世界を視覚化し、写真に収めています。幼いころの個人的な経験に基づいて作られたシリーズとはいえ、それらを見た多くの人々がそれぞれの幼少期の記憶をこの作品に重ねることができました。
ともすると、制作する物すべてが似たり寄ったりになってしまうコマーシャル業界において、個人的に立ち上げたプロジェクトによってフォトグラファーの個性を際立たせることができます。純粋な表現を通して、フォトグラファーの独自のスタイルや考え方を見せることができます。また、ポートフォリオ集にも個性が表れますので、見る人とさらに強いつながりを生み出すこともできます。
個人的に趣味でやるプロジェクトは、もはや頭の隅に追いやる物ではなく、むしろ優先させるべき時代が来たのかもしれません。
Your “Just For Fun” Projects Are What Set You Apart|99U
Stephanie Kaptein(原文/訳:コニャック)Photo by Shutterstock.
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