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性能偽装が発覚した東洋ゴム工業の免震ゴムの問題です。17日、問題の免震ゴムが使われている建物の一部を国土交通省が公表しました。市役所や病院など不特定多数の利用者が出入りする建物は合わせて15棟にのぼり、その中の1つ、横浜市の複合施設にJNNのカメラが入りました。
「日本の技術水準への信用を失わせることになり、本当に極めて遺憾」(太田昭宏国交相)
東洋ゴム工業の性能偽装に怒りをあらわにする太田国土交通大臣。国は17日の朝、問題の免震ゴムが使われている全国55棟の建物のうち、不特定多数の利用者が出入りする15棟を公表しました。長野市の第一庁舎など役所の庁舎12棟のほか、京都府の舞鶴医療センターなど病院も含まれていて、民間の病院やマンションについては危険性が判明次第、公表するとしています。
また国は、兵庫県にある東洋ゴム・明石工場に検査に入ったほか、東洋ゴムが1か月かけて建物の安全性を確認すると説明していることについて、今月中に結果を出すよう指示しています。
「多大なるご心配をおかけし、 大変申し訳ない」(東洋ゴム工業・岡崎俊明執行役員)
こうした中、東洋ゴムの担当者が庁舎に問題のゴムが使われている高知県庁を訪れ、謝罪。安全性の確認をした上で改修などの対応をすると表明しましたが、県側からは「第三者のもとで検査した方がいい」などと厳しい声が上がりました。
一方、横浜市にあるNHK横浜放送局や神奈川芸術劇場が入る複合施設でも、問題の免震ゴムが使われていることが明らかになりました。
神奈川県によりますとこの建物は2010年に完成し、その際に免震装置82基が設置されました。今回、82基全てが東洋ゴム社製の性能基準を満たしていない装置だったことがわかりました。
「あってはならないことだと思ってますし、早急に対応していただきたい」(神奈川県くらし県民部・深井康信副課長)
今月中に東洋ゴムによる安全性の調査が行われるということで、問題があった場合は部品を交換するなどの工事が行われるということです。劇場で行われる公演などへの影響については、神奈川県は「現時点では分からない」としています。(17日18:04)