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就活に「志望動機」が必要な理由 「失礼な態度を取らない人」確認しているのでは?

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就活に「志望動機」が必要な理由 「失礼な態度を取らない人」確認しているのでは?

 就活に「志望動機」が必要な理由 「失礼な態度を取らない人」確認しているのでは?

 就活に「志望動機」が必要な理由 「失礼な態度を取らない人」確認しているのでは?
 

 「弊社の志望動機をお聞かせ下さい」――。採用面接で、ほぼ100%聞かれる質問です。これを考えるのが、私はとても苦手でした。例えば食品メーカーで「食品を通じて人々に健康と幸せを提供していきたい」という志望動機を伝えると、こんな質問が高確率で返ってきます。

 

 「それって競合他社でもできるよね? 数ある食品メーカーの中でうちを受験しようと思ったのはなぜですか?」

 

 ■笑顔で「その会社じゃなければいけない理由」語ろう

 
 

 でもその業界を志望しているなら、もちろん競合他社も受けてるに決まってるじゃん。滑り止めを含めて就活生が何十社も受けていることくらい分かっているのに、なぜ毎回聞いてくるんだろう。そう思っていました。

 

 しかし社会人になってから、採用面接で「志望動機」を聞く意味が何となく分かった気がします。この質問を通じて、会社は動機の内容に説得力があるかだけでなく、「他人に失礼な態度を取らない人かどうか」を見ているんじゃないかな、と思ったのです。

 

 社会人になると社内外問わず、自分が好んで関わりたくないと思う人とも関わらなければならない場面にしばしば遭遇します。そんな時に「私は別に好きであなたと関わっているわけではないです」という気持ちを態度に出していたら、自分や会社の立場が非常に悪くなってしまいますよね。

 

 だからこそ「人に好かれる態度を取れるかどうか」を、志望動機の質問を投げかけることで試しているのではないか。「人事・役員から内定をもぎ取ろう!」という意気込みを持ち、そのために事前に会社のことをよく調べている人が内定を勝ち取ることが多いのは、そのことを無意識に理解しているからではないでしょうか。

 

 少しひねくれた解釈かも知れませんが、このように思ったら、一つひとつの会社の「志望動機」を考える意味を見いだせるかもしれません。そして面接で、どの会社に対しても笑顔で「その会社じゃなければいけない理由」を述べることができると思うのです。就活生の皆さん、忙しいとは思いますが、志望動機の作成、頑張って下さいね。(文:ユズモト)

 

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