１６日未明、川崎市にあるアパートの一室で火事があり、この部屋に住む５０代の母親と１０代の娘が死亡しました。部屋のブレーカーを操作した直後に火が出ていて、警察は漏電の可能性があるとみて、調べています。
　　午前０時半ごろ、川崎市高津区の３階建てアパートで火事があり、１階の会社員・福田武己（４９）さんが住む部屋、およそ２０平方メートルを焼きました。
　
　　この火事で、福田さんの妻・泰枝さん（５１）と、中学１年の長女・芽己さん（１３）が心肺停止の状態で見つかり、病院に運ばれましたが間もなく死亡が確認されました。この部屋には家族４人が暮らしていましたが、福田さんは仕事で外出中、１８歳の長男は逃げて無事でした。
　
　　警察によりますと、長男が「部屋の電気が落ち、ブレーカーを上げたら、ヒーターから火が出た」と話していることや、ブレーカーには熱による損傷が見られるということで、警察と消防は、漏電の可能性もあるとみて、出火の原因を詳しく調べています。（16日11:19）