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あたかも「イスラム国」の“処刑”を意識したかに見える残忍な殺害手口。事件発生の1週間前、その発端とも思われる、グループ同士の対立めいた騒動があったことも判明している。
「遼太君が1月に暴行を受けたことへの抗議のため、遼太君の知人の別の少年グループがAの自宅へ押しかけ、対応した母親と姉が川崎臨港署に通報するという騒ぎがあったのです。このときAは周囲に『俺に殴られたことを告げ口しやがった。会ったらただじゃおかねえ』と話し激怒していたようで、これが犯行の直接の引き金になったようです」(地元記者)
Aは神奈川県内の定時制に通っていたが、昨年の夏に中退。昨年暮れからは建設会社で土木作業員の見習いとして働いていたが、プライベートに戻ると自分より下とみなした者への威圧は相当なものだったという。
「中学生の頃はおとなしくて目立たないタイプだった。ところが定時制に通うようになり不良グループの仲間に入ってからはガラリと性格が変わり、キレると何をするかわからないという恐怖を常に周囲に与えていた。特に酒を飲むと、ちょっとのことで凶暴になるんですが、毎晩のように飲んでいたから、その度にキレては誰かを標的にしていたぶっていた」(Aの知人)
また、Aは知人に暴力団関係者がいるようなことを臭わせていたという話もあるが、「ヤクザ筋へのパイプはなかったようだ」(捜査事情通)という。
取り調べに対しAは当初「当時のことは今は話せない」と供述し聴取に応じていなかったが、3月に入り一転、遼太君に全裸になるよう命令して多摩川で泳がせた上、カッターナイフで首を何度も刺して殺したと認めた。
また、17歳の少年の一人は「自分は殺していないが、遼太君が血を流して倒れていた」、さらにもう一人の17歳の少年は「自分は現場近くにいた」と供述、殺害を否認している。
10代の少年らが引き起こした事件は、すでに社会問題化するほどに世間を震撼させているが、一方でこの事件が発生する前日の19日、似たようなリンチ事件も発生している。
「午後4時30分頃、14歳の男子中学生が、横浜市西区の野毛山公園の男子トイレの個室で意識不明の状態で発見されたのです。中学生は命に別状なく済みましたが、顔を殴られたような痕があり重傷で、警察は傷害事件と見て調べている。同じ神奈川県内のさほど遠くない場所で被害者が中学生、さらに追い詰める手口も似ているため、捜査関係者は川崎の事件との関連性についても注目しています」(全国紙社会部記者)
13歳の命を奪った犯行は決して許されない。