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インターネットを悪用したサイバー犯罪に関連する警察への相談が2014年、前年比39・2%増の11万8100件に上り、統計を取り始めた00年以降、最多だったことが12日、警察庁の集計で分かった。インターネット競売を除く詐欺や悪質商法に絡む相談が5万8340件(前年比61・0%増)と全体の半数近くを占めた。
ネット銀行に絡む不正送金事件の被害は、約29億1千万円に上り過去最悪。情報窃取を目的にした「標的型メール」による攻撃も前年の492件から約3・5倍の1723件と大幅に増え、サイバー空間上の脅威が拡大している実情があらためて浮き彫りになった。