去年１月、川崎市にある検察庁の施設から２日間にわたり逃走した杉本裕太被告（２１）の裁判員裁判が開かれ、横浜地裁は、懲役１１年の実刑判決を言い渡しました。
　　杉本被告はおととし１１月、横浜市で知人らと共謀し、男性に因縁をつけて暴行を加え、現金を奪った強盗傷害のほか、去年１月、横浜地検川崎支部から逃走した際、友人に逃走の手助けをさせた犯人隠避教唆などあわせて１０の事件に対して、１３の罪に問われています。
　
　　２０日の判決で横浜地裁は、「短時間で多くの事件を繰り返し、法律を守る意識が低く、いずれの事件でも主導的な役割を果たした」「被害者に与えた精神的苦痛は大きく、いずれの犯行も悪質」として、懲役１１年の実刑判決を言い渡しました。（20日17:15）