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[東京 12日 ロイター] – 日本国債(JGB)に対する海外投資家の需要が急速に戻っている。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)実施により10年債DE10YT=TWEBをはじめドイツ国債利回りに強い低下圧力がかかり、相対的に「ハイイールド」になった日本国債への投資妙味が高まっている。
海外勢の需要は短期債にとどまらず、長いゾーンに波及するとみられている。
<独国債利回り急低下が直接の要因>
「円債市場に海外勢の買いが戻ってきた」と国内市場参加者の1人は指摘する。直接の要因は、欧州各国金利の急低下だ。
11日のユーロ圏金融・債券市場では、9日からのECBのQE実施で欧州各国の利回りが急低下。中でも10年ドイツ国債利回りは、節目の0.2%を下回り過去最低を更新している。
ECBのQEプログラムでは、買い入れ対象の国債利回りは中銀預金金利のマイナス 0.20%を下限とし、利回りがこの水準を下回る国債の買い入れを禁じている。ドイツ国債の期間2━4年の利回りがマイナス0.20%か、もしくはこれを下回っている。ドイツ連銀は買い入れ枠を達成するために期間のより長い国債の購入を迫られており、10年ドイツ国債利回りは今後、一段と低下に拍車がかかるとみられている。
<日本国債利回りに投資妙味>
一方で、日本の10年最長期国債利回りJP10YTN=JBTCは、変動率が高いものの0.4%挟みで推移。足元では10年ドイツ国債利回りより20bp程度高く、欧州投資家にすれば投資妙味が出てきている。 続く…
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