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サーキットや公道レースで華々しい戦績を残したアルファ ロメオはまた、これまで実に多くの映画にも登場し、観る人に強い印象を残して来た。
サイモン&ガーファンクルのテーマ・ソングが有名な映画『卒業』でダスティ・ホフマンが乗る「スパイダー デュエット」や、『ジャッカルの日』で国境を越える「ジュリエッタ スパイダー」あたりは、ご覧になった方も多いだろう。フランスのフィルム・ノワール『地下室のメロディ』ではアラン・ドロンが同じ「ジュリエッタ スパイダー」を颯爽と乗りこなし、1969年のイタリア映画『さらば恋の日』ではあの「ティーポ33/2 ストラダーレ」が魅力的な姿と排気音で物語に華を添える。他にも『ゴッドファーザー』で爆破されてしまう名車「6C2500」から、『ワイルド・スピード EURO MISSION』でアクションを演じた現行モデルの「ジュリエッタ」まで、スクリーンで”名演技”を見せたアルファ ロメオを思い出せば、枚挙にいとまがないほどだ。また、そんな名画の主人公に憧れてアルファ ロメオを手に入れた人も少なくないだろう。
そこで今回、アルファ ロメオ ジャパンは、配信世帯数日本最大級の映画チャンネル「ムービープラス」とタッグを組み、8人の若手映画監督に「ジュリエッタ」が登場するショート・ムービーを制作させた。2月26日にはその中から最も優れた作品を表彰する「ALFA ROMEO CINEMA AWARD」の授賞式がイタリア文化会館で開催され、抽選で招待されたアルフィスタの皆さんや、ゲスト審査員を務めた女優の長澤まさみさんが見守る中、8本のショート・ムービーがスクリーンで上映された。その中から審査の結果、見事グランプリに輝いたのは、藤澤浩和 監督による『HERO』という作品だった。
8本のショート・ムービーを監督した8人は、文化庁から委託を受けたVIPO(映像産業振興機構)による「日本の映画界の次世代を担う映画監督を発掘・育成し、日本映画の活性化を目指す」という、「ndjc: 若手映画作家育成プロジェクト」で優秀と認められた青年達だそうで、いずれも5分以内という短い時間に、ジュリエッタが印象的に使われる作品世界を巧く作り上げていた(以下に8作品のキャプチャ画像を掲載)。
中にはきっとそれほどクルマに関心がない監督もいるのだろう。彼らがジュリエッタから想起したイメージは実に様々で、アルファ ロメオという名前にどうしても歴史による先入観や特別な思い入れを抱いてしまう記者にとって、ある意味で新鮮だった。…