ルネサンスの巨匠、サンドロ・ボッティチェリの傑作などを集めた「ボッティチェリとルネサンス　フィレンツェの富と美」展（毎日新聞社など主催）が２１日、東京・渋谷のＢｕｎｋａｍｕｒａザ・ミュージアムで開幕した。６月２８日まで。
　
　　門外不出といわれた「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」（５月６日までの限定公開）やウフィツィ美術館の至宝「受胎告知」などボッティチェリ作品１７点（工房作なども含む）を公開。彼の作品を紹介する展覧会では国内最大規模となる。
　
　　会場には午前１０時の開館前から約１００人のファンが長い列を作った。一番乗りの東京都大田区の会社員、駒井正宜さん（４８）は「なかなか見られない傑作ばかりで心待ちにしていた。ゆっくり鑑賞したい」と話していた。【斎川瞳】