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三重県朝日町の空き地で2013年8月、中学3年の女子生徒(当時15歳)を窒息死させたなどとして強制わいせつ致死などの罪に問われた少年(19)に対する裁判員裁判の公判が18日、津地裁(増田啓祐裁判長)であった。被害者参加制度に基づき、女子生徒の父親が少年に直接、事件当時の状況を質問したが、少年は「どんなふうに答えればよいか分からない」などとあやふやな答えに終始した。
少年はこれまでの被告人質問で、事件の状況を「記憶にない」などと供述していた。父親はこの日の法廷で「なぜ克明に覚えていないのか」と追及し、「私はただ娘の最期を知りたい。知っているのはあなただけ」と訴えた。しかし少年は「思い出したい気持ちはあるが、考えるほどに記憶と推測が混ざり、考えがまとまらない」などと話した。
一方、現場を立ち去る際に女子生徒の死亡を認識していたかを問われた際には「確かに鼓動を確認した。息を引き取ったとは思わなかった」と答えた。
19日に女子生徒の両親らの意見陳述と論告求刑、24日に判決が予定されている。【永野航太】