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【ソウル大貫智子】訪韓中の岸田文雄外相は21日、韓国外務省で尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と約1時間半会談し、日韓首脳会談の早期実現に向け努力していくことで一致した。2009年12月以来途絶えている外務・防衛当局の局長級による「日韓安保対話」の早期再開に向け、調整することでも合意した。また、日本側は朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損(きそん)したとして在宅起訴された産経新聞前ソウル支局長の出国禁止措置問題、韓国側は従軍慰安婦問題を取り上げ、互いに解決に向けた努力を改めて要求。一方、日韓国交正常化50周年を迎え、関係改善に向け実務者や民間の交流を活発化させることで合意した。
尹外相は、安倍晋三首相が夏に公表する「戦後70年談話」への関心を表明し、けん制。岸田外相は「安倍首相は歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでおり、今後も引き継いでいく」との立場を改めて説明した。また、両外相は、北朝鮮の核・ミサイル問題に対し「深刻な憂慮」があるとの認識で一致した。
会談冒頭、尹外相が純銀製の文鎮を、岸田外相が国交正常化50周年記念のロゴを入れた地元広島の特産品であるしゃもじを用意して互いに贈り、関係改善に向けたムードを演出した。
岸田外相の訪韓は、12年12月の就任以来初めて。岸田外相は、尹外相の初訪日を招請。今後、韓国側が時期を含め検討することになった。