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奈良市の興福寺が再建工事を進めている中金堂で18日、巨大な棟飾り「鴟尾(しび)」を地上約20メートルの屋根の上に設置する「上棟」が行われた。
鴟尾は1基の高さ約2メートル、長さ約1.5メートル、重さ1.1トン。青銅製で漆の下地に金箔(きんぱく)を張って仕上げている。他寺の建物や文献を参考に創建当初の様式を再現、新たに造った。
中金堂は710(和銅3)年の平城京遷都とともに藤原不比等が造営したとされる。伽藍(がらん)の中心となる建物だが、たびたび火災に遭い、1717(享保2)年に焼失した。新たな建物は2018年10月に完成予定。
興福寺の多川俊映貫首は「下から見るとちょうど良い寸法だ。鴟尾が上がってほっとしている」と話していた。
中金堂の再建現場は4月6〜19日に有料で特別公開される。【矢追健介】