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【ワイコロア(米ハワイ)共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉の知的財産分野で、新薬の開発データの保護に関するルールを発効後すぐにではなく、国ごとに移行期間を設けて適用する方向で調整していることが11日、分かった。TPPにより新薬の保護が強化され、安価なジェネリック医薬品(後発薬)が普及しにくくなると懸念する新興国に配慮する。
知的財産は各国の利害が対立する難航分野の一つで、打開できれば交渉妥結に近づく。ただ、移行期間の幅をめぐり駆け引きが続いている。