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*12:10JST 先物市場の動向を睨みながらの展開に
日経平均は反落。126.10円安の19418.38円(出来高概算12億株)で前場の取引を終えている。18日の米国市場ではNYダウが220ドルを超える上昇となったが、GDP成長率の下方修正を受けてドルが下落しており、利食い優勢の展開にも。また、日経平均が心理的な節目の19500円に乗せてきたこともあり、目先的な達成感も意識されやすいところだった。
セクターでは任天堂<7974>のインパクトによるその他製品とディーエヌエー<2432>のインパクトによるサービスの2業種のみ上昇。一方で、その他金融、保険、銀行、水産農林、食料品、鉄鋼、建設、海運、機械、証券などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超えており、全体の7割を占めている。売買代金上位ではトヨタ自<7203>、ソフトバンク<9984>、OLC<4661>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>が堅調。半面、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>が冴えない。
任天堂<7974>が連日のストップ高とはならず、売り買いが交錯。これにより市場全体のムードもいったん利益確定といった流れに。もっとも、スマートフォンゲーム事業参入への市場の評価は高く、長い下ひげを残す格好で陰線を吸収してくるかが注目される。また、金融関連セクターが軒並み弱い値動きをみせているが、あくまでも利益確定の流れの中での推移であろう。とはいえ、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>などに振らされやすい状況であり、先物市場の動向を睨みながらの展開に。
日経平均は5日線レベルでの攻防であり、ボリンジャーバンドでは+2σと+1σとのレンジ内での推移である。過熱が警戒されているところでもあり、いったん利食いが強まると、値幅も出やすいところである。ただ、インデックス買いでの戻りも早く、新規売りは避けたい。(村瀬智一)
《FA》