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*17:07JST 欧米為替見通し:ドラギ欧州中銀総裁のルビコン渡河
本日5日の欧米市場のドル・円は、明日発表される米国2月の雇用統計への期待感から底堅い展開の中、ドラギ欧州中銀総裁による資産購入プログラムの詳細発表に注目することになる。
2009年3月、バーナンキ第14代FRB議長は、資産購入金額を1兆1500億ドルに拡大させた時に「ルビコン川」を渡ったと認識した、と議事録に記録されている。
本日、ドラギ欧州中銀総裁は、資産購入プログラムの詳細を発表してルビコン川を渡ることになるが、資産購入プログラムの停止時期や条件を見極めることになる。
欧州中央銀行(ECB)は、今月から毎月600億ユーロの資産購入プログラムを開始する。時間的な目処は、2016年9月までの19ヶ月間、合計1兆1400億ユーロとなっている。
しかし、インフレ率が欧州中央銀行(ECB)の目標である「2.0%弱」に持続的に到達した場合は、その時点で終了することになり、2016年9月の時点で到達しなければ、継続する「オープンエンド」となる。
米国連邦準備理事会は、量的緩和策を第1弾から第3弾まで続けて終了したが、日本銀行とイングランド銀行は、第2弾を継続中であり、日米英中銀が第2弾、第3弾に踏み切らざるを得なかったことで、ドラギ欧州中銀総裁がその可能性に言及するのか否かに注目することになる。また、日米英中銀は、それぞれ日本国債、米国債、英国債だけを購入すればよかったが、欧州中央銀行は、19カ国の国債を、国債の上限25%、国の上限33%、マイナス金利などを勘案しつつ購入することになる。
【今日の欧米市場の予定】
21:00 英国中央銀行が金融政策発表
21:45 欧州中央銀行(ECB)が金融政策発表
22:30 米・10-12月期労働生産性確定値(予想:-2.3%)
22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:29.5万件、前回:31.3万件)
24:00 米・1月製造業受注指数(予想:+0.2%、12月:-3.4%)
《KO》