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*08:34JST テラ—免疫細胞の凍結保存液に関する独占的通常実施権を取得、「バクセル(R)」の薬事承認に向けた準備を加速
テラ<2191>は17日、免疫細胞の凍結保存液に関する独占的通常実施権を取得したと発表。同技術は、再生医療・細胞医療の要素技術で、同社が薬事承認取得を目指している「バクセル(R)」の搬送のほか、臨床用の組織・細胞の凍結保存や搬送を行う外部の医療機関等への販売などに活用が広がる可能性がある。
同技術は、免疫細胞の機能を保ったまま、高い細胞生存率で長期間安定的に凍結できる保存技術(特許出願中)。同技術を用いた保存液は、従来のジメチルスルホキシド (Dimethyl sulfoxide、以下「DMSO」)を用いた保存液を使用した場合と比較し、十分な細胞傷害性T細胞誘導能を保持したまま、より高い細胞生存率を示すことが確認されている。
同社は、樹状細胞ワクチン「バクセル(R)」の薬事承認取得を目指しているが、この搬送において同保存液の導入が可能になれば、DMSOを除去する特別な設備や作業が必要なくなり、作業プロセスの大幅な短縮、治療行為の簡素化が実現される。また、臨床用の組織・細胞の凍結保存や搬送を行う、外部の医療機関・研究機関・企業等へ販売することも検討しているほか、PS細胞等を用いた再生医療や不妊治療等での臨床用途での活用も視野に入れているという。
テラは、東大医科学研究所発のバイオベンチャー。がんワクチンの一つである「樹状細胞ワクチン療法」(免疫細胞療法)など、細胞医療に関する技術・ノウハウの提供、及び研究開発を事業とする。15年1月「テラファーマ」を設立し、樹状細胞ワクチン「バクセル(R)」の薬事承認取得に向けた取り組みを行っている。
《AK》