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*16:47JST 三機工業 Research Memo(4):幅広い事業を横断的に融合した「総合エンジニアリング」
■会社概要
(3)特色と強み、競合
●トップクラスの技術力と優良な顧客基盤
国内に三機工業<1961>と同様の建築設備を提供する企業は、無数にあると言っても過言ではない。そのような業界の中で、同社の強みの1つは戦前から培われた高い技術力だろう。そのレベルは国内トップクラスと言え、さらにその磨かれた技術力は幅広い分野に及ぶ。
また長い歴史の中で積み重ねた実績が信頼につながっており、この信頼関係に基づいた豊富で優良な顧客基盤も同社の強みだろう。戦前の実績は言うに及ばず、1964年の東京オリンピックも含めた数多くの実績が、「あべのハルカス」などの最近の大型プロジェクトでの受注につながったとも言える。
●幅広い事業領域とワンストップでの問題解決
ビル空調、衛生、産業空調、電気、ビル制御システム、搬送、水処理等、幅広い事業領域を持っているのも同社の特色である。多くの設備やソリューションを企画・設計から施工・保守・メンテナンスまで一括で提供することが可能であり、顧客はワンストップでの問題解決、発注が可能となる。また幅広い事業を横断的に融合した「総合エンジニアリング」で最適で付加価値の高いシステムを提供することができる。
●主な競合企業
正確には競合する企業は案件ごとに異なるが、主な競合企業は総合建築設備の大手である高砂熱学工業<1969>、新菱冷熱工業、ダイダン<1980>、大気社<1979>などである。これらの大手各社と比較した場合の同社の強みは、産業空調(クリーンルーム等の工場系空調)に強いことであろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《FA》