21日午前のPM2.5濃度は、北海道から中国・四国地方で環境基準値（35マイクログラム/㎥以下）を超えているところがある。現在、注意喚起を発表している自治体はない。

　　21日午前7時現在の各地のPM2.5測定値は、徳島県阿南市で43マイクログラム/㎥、千葉県茂原市と三重県志摩市で42マイクログラム/㎥、大阪府大阪市住之江区で39マイクログラム/㎥などとなっており、北海道から中国・四国地方のところどころで環境基準値（35マイクログラム/㎥以下）を超えている。

　　今日は、日本付近を弱い気圧の谷が通過し、上空の風によって大陸からの汚染物質の影響を受ける地域が多い。このため、PM2.5濃度は全国的にやや高い35超～50マイクログラム/㎥以下ところが多い予想。なお、東北は一日を通して低い（35マイクログラム/㎥以下）見込み。

　　明日の濃度は、全国的にやや高く35超～50マイクログラム/㎥以下、東海と中国地方では一時高く50超～70マイクログラム/㎥以下なる見込み。

　　PM2.5については、国の基準値である1日平均値で35マイクログラム／㎥を超えた場合、呼吸器系およびアレルギー疾患のある人を対象に、外出時のマスク着用、また帰宅時の目洗い、うがいなどを促している。

　　PM2.5の1日平均値が70マイクログラム/㎥を超過した場合にはすべての人を対象に、外出や激しい運動を控え、部屋の換気などを最小限にすることなどを呼びかけている。

　■各地方の詳細情報については、PM2.5マップでご覧ください。