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オーストリア・ブンデスリーガ第26節が21日に行われ、ヴォルフスベルガーとFW南野拓実が所属するザルツブルクが対戦した。南野は4試合連続のスタメン出場を果たした。
アウェーのザルツブルクは8分に先制点を奪われてしまう。左サイドからのクロスをハコボ・インクランがヘディングで合わせ、ヴォルフスベルガーが得点を挙げた。
追いつきたいザルツブルクは26分にゴール付近でFKのチャンスを得る。ジョナタン・ソリアーノが放ったシュートは壁に当たりコースが変化し、そのままゴールに吸い込まれた。勢いに乗るザルツブルクは41分、右サイドに流れた南野が起点となり、パスを繋いで右サイドからクロス。中央で合わせたジョナタン・ソリアーノの2点目が生まれた。ザルツブルクは一気に2点を奪い逆転に成功する。
しかしヴォルフスベルガーもすぐさま追いつく。前半終了間際の45分に左サイドからのクロスをヘディングでシウヴィオが決め、2-2の同点で前半を折り返した。
後半は拮抗した試合展開となり、両者なかなかチャンスを生み出すことができない。ザルツブルクは、68分にがマルツェル・ザビッツァーが右足でシュートを放つも、GKの正面に飛びゴールには至らず。72分には南野もクロスに果敢に飛び込み得点を狙うも、勝ち越し点を挙げることはできなかった。試合終了間際の84分にもマルツェル・ザビッツァーがGKと1対1の場面を迎えるもGKに防がれた。
引き分けのまま終了かと思われた後半アディショナルタイム2分。DFの裏に抜け出したマヌエル・ケルヘが、ザルツブルク守備陣のミスを見逃さず、ゴールを奪った。
試合は3-2でヴォルフスベルガーが勝利。敗れたザルツブルクの南野はフル出場を果たした。ザルツブルクは次節、ホームでオーストリア・ウィーンと対戦する。
【スコア】
ヴォルフスベルガー 3-2 ザルツブルク
【得点者】
1-0 8分 ハコボ・インクラン(ヴォルフスベルガー)
1-1 26分 ジョナタン・ソリアーノ(ザルツブルク)
1-2 41分 ジョナタン・ソリアーノ(ザルツブルク)
2-2 45分 シウヴィオ(ヴォルフスベルガー)
3-2 90+2分 マヌエル・ケルへ(ヴォルフスベルガー)
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卒業式が全国各地で行われるこの季節。恩師や仲間に、色紙やカードを贈る卒業生の姿も見られる。昨今は「マスキングテープ」で、オリジナルな色紙やカードを作る人も多いようだ。
このマスキングテープはいま、文房具好きやハンドメイド志向の女性を中心に大ブームを巻き起こしている。基本的に和紙でできた貼り直し可能なテープで、用途もデザインも豊富。100円ショップでも手に入る安価さと、アレンジや工夫によって作り上げるオリジナルな可愛さに、世代を超えて多くの女性が惹きつけられている。
もともとマスキングテープは、雑貨用として使われるものではなかった。塗装や建築場などで、作業箇所以外を汚さないために使われる保護用テープなのである(マスキングとは「覆い隠す」や「包み隠す」の意)。
こうした業務用テープが雑貨へと転身を遂げたのは2008年頃。火付け役となったのは、古くから工業用のテープを作ってきたカモ井加工紙だ。「mt」と名付けた雑貨・文具用マスキングテープのブランドを立ち上げ、多彩な色やデザインのテープの販売を始めると、次第に人気が広がっていった。
主に職人が使用する“隠す”ためのテープから、多くの人が使用する“見せる”ためのテープへ。180度の発想の転換で、新たな市場を開拓したのである。
いまや様々なデザインのマスキングテープが登場している。カラフルな色彩のものあれば、ムーミンやハローキティといった人気キャラターのものも。また、マスキングテープは和紙で作られており、手で切れるという機能性と、透け感のある独特な風合いを兼ね備えている。海外での人気も高く、JR東京駅には、寺や仏像やといった、日本らしいマスキングテープも売られている。
用途も豊富だ。前述したカードに貼るなどといった文具的な使用のみならず、部屋を彩るインテリアとして利用する人までいるという。ママ友に聞いて購入したという20代女性はこう語る。
「最初は、子供の絵を壁に貼ったり、ノートに名前を書いたりと、もっぱら子供用に使っていたのですが、最近は楽しくなって、自分用に使っています。かつてプリクラも流行りましたが、シールって楽しいですよね。高いものではないので、気軽に買えるのも嬉しい」
“デコ”るグッズとしても、マスキングテープは優れているようだ。雑貨店の30代店員はこう語る。
「最近はマステのアレンジ本などもたくさん出ていますし、使い方は本当に、人それぞれです。…
大正14年に発売されたキユーピーマヨネーズ。発売当初は、鰻重とほぼ同じ値段ということで、庶民には手の届かない高級品として扱われてきた。それから90年、「マヨラー」というファンまで生んだ国民的調味料はどんな歴史を辿ってきたのだろうか?
戦後、食生活の洋風化が進んでマヨネーズが売れ始めると、他社が続々と参入。そこでキユーピーは徹底した値下げ戦略をとった。
1950年から1952年までの間に値下げを10回繰り返し、価格は200円から100円へと半額に。価格競争についていけない同業他社は次々に撤退していった。今でも国内のシェアは約7割を誇っているという。
ちなみに現在までの価格変更は、値下げ24回、値上げ13回。原材料の7割を占める食用油の価格に左右される。直近では2009年5月に2~7%値下げ、2013年7月に2~9%値上げしている。現在の価格は、450gが350円(税抜き)だ。
キユーピーが1年間に使用している卵の量は、なんと日本全体の鶏卵生産量の1割にも達する。その数なんと42億個。つなげると地球を6周するほどの長さになる。
マヨネーズの原材料は7割が油、あとの3割が卵と酢、塩、辛し粉など。原材料や配合比率は90年の間にマイナーチェンジを繰り返してきた。
「例えば、1962年にはマヨネーズに合う酢を自家製に切り替えるなどしています。先日、1950年代の配合比率で当時の味を再現したマヨネーズを食べたら、辛し粉の香りが強く卵黄の量も多くて、全体的に濃い味でした」(キユーピー広報部・田中友紀さん)
※女性セブン2015年4月2日号
花粉対策や新生活のスタート時期も重なり、家電量販店などでは掃除機のコーナーが盛況だ。いまや掃除機は買い替え需要だけではなく、「2台持ち」も珍しくない時代。中でも、売れ筋はスティック型の掃除機である。
「本体の大きな掃除機(キャニスター式)は持ち運びが大変なうえ、部屋ごとにコードを繋ぐコンセントを替えるなど一仕事でした。その点、スティックタイプはコードレスの充電式ですし、ちょっとした部屋の掃除や車の中にも持っていけるので、目的に応じて使い分けています」(30代主婦)
ここ数年の間で、スティック型掃除機は国内メーカー各社から多数登場し、選ぶのも迷うほどの“百花繚乱”状態となっているが、もともと海外メーカーの製品が火付け役となった。IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏が解説する。
「スウェーデンのエレクトロラックス社が2004年に発売したスティックタイプの『エルゴラピードシリーズ』を皮切りに、ダイソンが2006年にハンディータイプの『ルート6 DC16』を発売したことで、一気に注目度が高まりました」
脅威の集じん・吸引力を売りに人気を博すダイソンはその後、2011年に〈コードレス掃除機で家全体を掃除する〉とのコンセプトでロングノズルを付属する『Dyson Digital Slim DC35』を発売し、スティック型掃除機のジャンルを確立させた。
現在もスティック型は〈エレクトロラックスタイプ〉と〈ダイソンタイプ〉に大別され、それぞれにメリットとデメリットがある。
「エレクトロラックスタイプは重心が低く、ハンディー掃除機を本体から取り外せる『2in1方式』になっているモデルも多いため、手軽にテーブルの上などを掃除しやすいのが特徴です。その代わりロングノズルのまま壁や天井、エアコンの上などを掃除するのには向きません。
一方、ダイソンタイプは手元に重心があるスタイルで、さまざまな場所をガッツリと掃除したい人にはお薦めですが、重さがある分、フロア掃除でも少し力を入れなければなりません。また、エレクトロラックスタイプのように専用の充電台がなく本体充電式なので、収納に難ありのモデルも多いので注意が必要です」(前出・安蔵氏)
日本メーカーも決して負けてはいない。両タイプの一長一短に縛られず、独自の機能を詰め込んだスティック型掃除機を発売して差別化を図っている。
例えば、東芝の『TORNEO Vコードレス(VC-CL100)』は、延長管をつけても肩掛け式で高所の掃除ができるスタイルを採用。…
オランダは、小国でありながら米国に次ぐ世界2位(約10兆円)の農業輸出国である。農政改革に行き詰まっている日本は、オランダのように付加価値(=競争力)の高い「クオリティ農業」に一気に転換すべきだと大前研一氏は考えている。クオリティ農業を日本が目指した場合、具体的にはどのような問題が立ちふさがるかについて、大前氏が解説する。
* * *
日本の農業の問題は大きく二つある。一つは、コメに軸足を置いていることだ。日本はコメを特別扱いしてきたが、世界的に見るとコメは小麦やトウモロコシと同じく1トンいくらで売買されている最も付加価値の低い「穀物」にすぎない。そして穀物はアメリカ、カナダ、オーストラリアなどの面積大国が勝つ、クオリティ農業の対極にある作物だ。
にもかかわらず、日本は「コメを作っていれば食べていける」ようにしてきたために国際競争力を失ってしまったのである。いわば粗鋼生産だけ続けていて自動車を作っていないようなものである。今後はもっと付加価値の高い果実、酪農、葉物野菜、花卉(かき)類などにシフトしなければならない。
もう一つは、食料安全保障の論理で食料自給率を中心に考えていることだ。これも本連載で解説したが、食料安保のネックは食料ではなく石油である。つまり、たとえコメが自給できる体制にあったとしても、いざという時は石油の備蓄が先に切れるので、灌漑(かんがい)もできなくなるし、トラクターも動かなくなるし、肥料もつくれなくなる。
日本の場合、食料安保は実はエネルギー安保なのだ。しかも、コメだけの備蓄であれば1年もつから、半年ぐらいの危機は乗り越えられる。したがってコメが食料安保の対象になること自体がおかしいのだ。
そもそも食料自給率を中心に考えたら、このグローバル社会では競争力はつかない。食料は世界の最適地で作ればよいのである。輸出できるものがあれば、食料は海外の様々な国から輸入できる。
実際、オランダは世界第2位の農業輸出国でありながら、穀物の自給率は14%で日本の半分だ。つまりオランダは、足りない食料は世界で最も競争力のある国から安価なものを、安全・安心さえ担保されていれば、平気で輸入しているわけだ。食料安保は、世界中の国を敵に回さない限り、心配無用なのである。
※週刊ポスト2015年3月27日号