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朴槿恵(パク・クネ)大統領の海外訪問には2つの俗説がある。海外に出れば事故が発生するという、いわゆる「海外訪問ジンクス」だ。
もう一つは、外交成果が支持率の上昇につながる「海外訪問効果」だ。就任後13回目、今年初めての海外出張の中東4カ国訪問でも
同じだ。
5日にリッパート駐韓米国大使が襲われた当時、青瓦台(チョンワデ、大統領府)からは「韓米同盟に悪影響を及ぼさないか心配」という
言葉が出てきた。幸い、リッパート大使の命に別状はなく、事態が収拾しているが、嘆きの声も出てきた。「海外訪問をすれば事故が発生し、
その成果が隠れる」ということだった。
ジンクスは2013年5月の最初の海外訪問から表れた。当時、オバマ米大統領と朴大統領が見せた呼吸にもかかわらず、尹昶重(ユン・
チャンジュン)青瓦台報道官のセクハラ事件で成果は埋もれた。昨年6月の中央アジア訪問中には文昌克(ムン・チャングク)首相候補の
辞退をめぐる論争があり、昨年9月のカナダ国賓訪問当時は宋光ヨン(ソン・グァンヨン)前青瓦台教育文化首席秘書官が出国当日に
更迭された。このほか、金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表の改憲発言(昨年10月のイタリア訪問)、蔡東旭(チェ・ドンウク)前検察総長
の婚外子問題(2013年11月ロシア訪問)も世間を騒がせた。
一方、ジンクスにもかかわらず、海外訪問後には支持率上昇という「効果」が生じた。韓国ギャラップが6日に公開した3月第1週の調査で、
朴大統領が「うまくしている」という回答は前週に比べ4ポイント上昇し、37%となった。1月第4週と2月第1週には29%まで下がっていた。
中東訪問が支持率の上昇につながった。前週に比べ「外交・国際関係をうまくしている」という回答が11ポイント上昇し、20%に達した。
過去の米国訪問(6ポイント上昇)、中国訪問(9ポイント)、欧州(5ポイント)訪問などに続き、支持率上昇という「効果」が表れた。
リッパート大使襲撃事件も大統領の支持率にプラスの影響を及ぼすという分析が出ている。ユン・ヒウン政治コンサルティング「ミン」世論
分析センター長は「従北勢力によるテロがあり、安保イシューに敏感な保守性向の関心を集め、支持率の上昇につながる可能性がある」
と述べた。
朴大統領はこの日、カタールを最後に中東「セールス外交」を終えた。青瓦台は今回の海外訪問で「第2の中東ブーム」が起きることを
期待している。朱鉄基(チュ・チョルギ)青瓦台外交安保首席秘書官は「韓国企業の中東進出から40年ほど経過した中での今回の訪問が、
我々には『中東の再発見』、中東国家には韓国をパートナーとして改めて認識する契機となった」と述べた。
今回の4カ国訪問で了解覚書(MOU)48件が締結された。うち44件が経済分野に集中している。青瓦台の関係者は「MOU締結内容が
エネルギー・建設分野中心からサービス・知識分野の協力へと多角化された」と説明した。
過去最大規模の経済使節団(116人)が随行した今回の中東訪問では、ビジネスフォーラムを通じて初めて行われた「1対1相談会」で
1兆ウォン(約1100億円)規模の契約もあった。1対1相談会には国内115社が参加し、44件(8億7000万ドル)の契約が成立した。
うち91%が中小・中堅企業の契約だった。青瓦台は▼イスラム教徒の「ハラルフード」の世界市場進出拠点確保▼創造経済センター
初輸出▼韓国型中小型「スマート原子炉」輸出--などを主な成果に挙げた。
ソース:中央日報 2015年03月09日08時26分
http://japanese.joins.com/article/459/197459.html?servcode=200§code=200&cloc=jp|main|top_news
朴大統領が8日(現地時間)、カタールの首都ドーハのエミリ・ディーワン宮殿に到着し、タミム首長(左)と儀仗隊を閲兵している。朴大統領
は歓迎式後の首脳会談で、2022年カタールワールドカップ(W杯)のインフラ構築事業(合計1000億ドル投入予定)に対する韓国企業の
参加を要請した。
http://japanese.joins.com/upload/images/2015/03/20150309082652-1.jpg