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大阪大の前期日程合格者発表が行われる9日、豊中キャンパス(大阪府豊中市)で昨年に続き、学生有志による胴上げイベントが行われる。
インターネットでの“味気ない”合格発表が増える中、阪大は10年ぶりに掲示板への張り出しを再開。
イベントは非公式だが、土の上で安全に留意した胴上げを大学も「黙認」しており、学生たちは「一見ばかばかしいことからまじめな活動まで、大学では何でもできる、というメッセージを伝えたい」としている。
■報われた日を祝って
文学部3回生の梅木遼さん(22)は昨年3月、「ネットで確認する合格はつまらない」という先輩の呼びかけに応じ、学生有志による合格者番号掲示を企画した。
「自分も、何年間かの努力が報われた日をみんなで祝ってほしかったから」と話す。
発表当日、大学の公式発表ではないものの、番号が掲載された大学のホームページ(HP)を印刷し、豊中キャンパスで手作りの掲示板3枚に張り出した。参加した学生は約35人。
下宿先を探しにキャンパスの生協を訪れた合格者らに手当たり次第、声をかけた。番号を指さして写真を撮影する合格者も多く、約50人が胴上げで宙に舞い、保護者にも好評だった。
■キャンパス掲示も復活
この動きに合わせるように、阪大は今春から、合格者番号の掲示を10年ぶりに復活させる。ただし同様に9、22の両日午前9時から発表を行う吹田キャンパス(同府吹田市)では、安全性の面から胴上げ自粛が要請されている。
また全国の大学では、インターネット発表に移行のため、学内掲示をやめる動きが広がっている。近畿大や関西大などマンモス私大の大半が中止。文部科学省の調べでは、平成22年時点で学内掲示を行っていない私大は300校を超えた。
掲示を行う国立大でも、近年は掲示板を見に来る受験生は減っているという。
■やろうと思えばなんでもできる
9日、豊中キャンパスでは正午から胴上げイベントが行われる。胴上げは安全な土の上で行い、大学側からは場所の確認があっただけで、自粛要請はない。
今回のイベントの中心メンバー、法学部1回生の神田美香さん(19)は「大学は胴上げのような一見ばかばかしいことから、まじめな活動まで、やろうと思えば何でもできる」というメッセージを伝えたいといい、
当日、難民の支援といった硬派な活動に力を入れる学生らの実績も紹介する予定にしている。
http://image.news.livedoor.com/newsimage/c/6/c679d_368_abaa70791b47fe9014663ed0e8f2a47f.jpg
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/9865838/