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[東京 3日 ロイター] – キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)の御手洗冨士夫会長兼社長は3日、ロイターのインタビューで、約3337億円を投じる監視カメラ最大手の買収に続き、豊富な手元資金をもとに新たなM&A(合併・買収)に意欲を示した。BtoB(法人向け)事業の強化をねらって、案件を探しているという。
キヤノンは、監視カメラ世界最大手のアクシスコミュニケーションズ(AXIS.ST: 株価, 企業情報, レポート)を買収する計画。買収が完了すれば、昨年6月に買収したビデオ管理システム会社のマイルストーンシステムズと合わせ、キヤノンの監視カメラ事業は約1000億円の規模となる。
調査会社テクノ・システム・リサーチによると、監視カメラ市場で2014年のアクシスのシェアは20%で世界首位。監視カメラは市場全体で年率20%以上の伸びが見込め、キヤノンはアクシスをグループの成長をけん引する柱の事業に育成する方針だ。
2014年12月末の手元資金は8600億円で、アクシス買収で5000億円程度に減る見通し。ただ、御手洗会長は「キャッシュフローで2年もあれば元の水準に戻る」と述べ、追加の買収資金も不足しないとの認識を示した。
主なやり取りは以下の通り。
――アクシス買収の狙いについて。
「キヤノンはカメラ業界で世界一。この技術で成長市場に入るなら監視カメラがあると2―3年前に気付いた。ただ、キヤノンにはカメラ技術はあるがあとは何もない。そこで昨年6月に映像管理会社のマイルストーンを買収したのに続き、ネットワークシステムと販売網を持つアクシスを買収することにした。これで、監視カメラの成長に必要な技術は手に入れた」
――アクシスとどのように統合するか。 続く…
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