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MAKER ムーブメント、IoTが流行している昨今。基本となるのはいつの時代も電子工作とプログラミング。それならば、若いころから電子工作とプログラミングに親しんでもらおうと、シンプルでかわいい教育用ロボットが登場するのも自然な成りゆきだ。
■ 教育用の電子工作キット
『Little Robot Friends』とは教育用の電子工作キットで、出来上がりは昔のSFに出てくるような電子部品むき出しの武骨な“ロボット風”回路。目はLED、口はスピーカー、基盤むき出しでロボットといっても手や足もないし、もちろん移動もできない。しかしたったこれだけのシンプルなパーツでなぜか愛嬌があり、親しみやすい。
インタラクションもかわいらしさ満載だ。触れた回数や触れ方によって反応が変わるし、もちろん喋るのは“ピポパパ”といった人間には解読不能なロボット語。目を白黒、いや赤、黄色、青、緑と光ったりして表情が豊かだ。「HELLO」と問いかけても反応するし、暗いところに連れていけばそのうちに寝てしまう。しかも、人間だけではなくロボット同士のコミュニケーションも可能だ。2つの『Little Robot Friends』を向かい合わせにすると、お互いに会話のようなものをはじめたりする。
種明かしをすると、タッチセンサー、マイク、光センサー、赤外線、LED、スピーカーといった部品がついており、それが機能してこのようなかわいらしい、オールドファッションなロボットの雰囲気を醸している。
大人であれば「ああ、これは昔の電子機器によくあったよなあ」と思うかもしれないが、これに初めて触れる子供たちは新鮮な感動を覚えるであろう。しかも、このロボットを自分で作れるとしたら。
■ はんだ付けとプログラミングを学ぶ
このロボットを作るのには、はんだ付けが必要だ。はんだゴテを加熱し、はんだを溶かして抵抗や電子部品を接続させる。火傷に注意しなければならないし、‘‘いもはんだ’’や‘‘天ぷらはんだ’’にならないよう、綺麗な合金を作れるように練習する必要がある。そう、はんだ付けには技術がいるのだ。上手く作れて正常に動作するようになったら、プログラミングも可能だ。
『Arduino IDE』を使ってプログラミングすることで、自分オリジナルのロボットにカスタマイズすることができる。スターウォーズやハッピーバースデーのうたを歌うことも可能だ。
子供だけではなく、大人たちも入門用として、楽しく電子工作とプログラミングを学べそうだ。MAKERムーブメントに乗りたいけれど、なかなかとっつきにくい、という人はチェックしてはいかがだろうか。
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