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――渋谷に新たなマンガのカルチャースポットが誕生しようとしている。
マンガHONZは3月18日、マンガと読者が出会える場として、東京・渋谷の並木橋にアルコールと食事を楽しみながら読書ができるカフェ・マンガサロン「トリガー」のプロデュースをすると発表。その資金をクラウドファンディングで募集開始した。期間は5月20日までで、目標金額は800万円(必要な総資金1600万円の半額)。早ければ6月上旬にはオープンする予定だという。
プロジェクトの発起人は、マンガサロン「トリガー」の運営を担当するサーチフィールドの小林琢磨さん。マンガHONZのレビュアーも担当するほどのマンガ好きだ。小林さんが目指すのは、下北沢にある書店「B&B」や、渋谷にある「森の図書室」のマンガ版。
マンガHONZは2014年2月に設立。ホリエモンこと堀江貴文さんが代表を、『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』などの担当編集を務めたことでも知られるコルクの佐渡島康平さんが編集長を務め、25人の社会人ボランティアが日々レビューを投稿している。
トリガーでは、王道からマニアックな作品まで常時3000タイトル以上のマンガを取りそろえる予定で、選書は年間1000冊以上のマンガを読むというマンガHONZのレビュアー全員で行う。マンガ喫茶のように、各タイトルを全巻そろえるというようなことはせず、心を打ち抜くようなシーンを収録したお勧めの巻をピックアップするという。
さらに、世界初だという「マンガコンシェルジュ」も配備。マンガHONZの中でも屈指の読書量を誇るという永田希さんが店長兼コンシェルジュを、兎来栄寿さんが副店長兼コンシェルジュを担当する。
プロジェクトでは、支援金額に応じてさまざまな特典が用意されており、マンガHONZのメンバーが選書したマンガが推薦文付きでもらえたり、レセプションパーティーへの招待、店で提供するカクテルに好きな名前を付けるといったこともできる。支援金額は1000円~100万円まで10段階用意されている。
店内スペースは30席ほどで、あまり広い空間とはいえないが、完成すればマンガ好きが集う熱い空間となりそうだ。
●店舗情報
住所:東京都渋谷区渋谷3-15-2 コンパルビル4F
営業時間:平日午後4時~午前0時、休日午後1時~午前0時
料金:1ドリンク+500円のチャージ料
(出典:マンガサロン「トリガー」クラウドファンディングページ)
[宮澤諒,eBook USER]