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長崎県総合水産試験場(長崎市)は13日、東京海洋大、東京大との共同研究でトラフグの雄だけが生まれてくる技術の開発に成功したと発表した。
雄は白子(精巣)があるため高値で取引されており、同試験場は養殖業者らの経営安定につながると期待している。
トラフグはXとYの性染色体の組み合わせで雌雄が決まる。XXは雌で、一つでもYがあれば雄となる。共同研究ではこの点に着目。XYの雄から精巣細胞を取り出し、トラフグよりも成長が早いクサフグの雌の稚魚に移植したところ、この雌の卵子はXYになることを確認した。
このクサフグの雌とXYのトラフグの雄を交配させ、YYの「超雄(ちょうおす)」と呼ばれるトラフグの雄の生産に成功。この結果、超雄とトラフグの雌を交配させれば、必ずXYの雄が生まれるという。同試験場は「養殖業者らにこの技術を利用してもらい、出荷量の増加や経営安定につなげたい」としている。