[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
フットボール大に膨れ上がった顎の巨大腫瘍――。なす術がないと思われた奇病が、世界最大の病院船で行なわれた手術で見事に治ったという感動のストーリーをお伝えしたい。
その他の画像はこちらから
■「善意のリレー」により手術が実現
英紙「Mirror」の電子版によると、コンゴ民主共和国に住むグレースさん(17歳)は、10年前、アゴに違和感を覚えたことが全ての始まりだったと回述する。「最初は歯茎の小さな腫れだったんです。でも、それがだんだん大きくなってきて……」。
腫瘍がかなり大きくなってきても、話すこと、食べることはなんとかできたグレースさんだった。だが、年ごろの女の子ゆえ、人目を避けるようになり、学校へは行けなくなってしまった。
「これはただごとではない」と、母親のクリスティーンさんは娘を地元病院へ連れて行ったが、医者は「原因不明で何もできない」と繰り返すだけ。母娘は一途の望みを頼りに首都キンシャサの病院へと向かう。だが、そこでは2回の切除手術に失敗、医者もサジを投げてしまった。
だが、奇跡は起こった。
■牧師と運命の出会い
2012年のある日、入院中のグレースさんは牧師のグレゴワール氏と運命の出会いを果たす。グレゴワール牧師はグレースさんの姿に、最初ものすごいショックを受けたというが、彼女の懸命な姿に動かされ、その後たびたび病院を見舞うようになったという。
その年の夏、グレゴワール牧師はスイス在住のジャン・クロード牧師と知り合うことになる。スイスに戻ったクロード牧師はグレースさんのことを教会のサイトにアップしたところ、すぐにマーティンと名乗る人物からメールが届いた。実はマーティン氏、元「マーシー・シップス(下記に説明)」の乗組員で「『マーシー・シップス』ならグレースさんの手術も可能なのでは」とクロード牧師に「マーシー・シップス」のローザンヌ事務所へ連絡するよう勧めたのだ。通常、「マーシー・シップス」の手術台に乗れるのは、患者選考会を通過した患者だが、グレースさんの手術は、このみごとな「善意のリレー」により実現するに至ったのだ。
■最新鋭の病院船で2.キロの腫瘍摘出に成功
「マーシー・シップス」は1978年に米国キリスト教慈善団体により設立、運営されている最新設備を備えた巨大病院船だ。恵まれない国々を訪れ、白内障の手術や腫瘍の除去など無料で治療にあたっている。現在も約1,600人の医師や看護師たちが世界中から集まりボランティアとして活躍している。ちなみに、グレースさんが手術を受けた「アフリカ・マーシー」は、元々デンマークの鉄道フェリーだったものを改造した船だそうだ。
CTスキャンの結果、フットボール大の腫瘍は「浸潤性骨腫瘍」で、本来であれば歯のエナメル質を形成する細胞だったことが判明。この腫瘍は、口内で大きくなると舌を喉の奥へ押しやるため呼吸ができなくなり、窒息死に至ることもあるという。まさに間一髪だった。
2013年9月、グレースさんは2.2キロの腫瘍摘出に成功、一命を取りとめた。今後は差し歯を入れ、食べ物を噛むことができるようになれば「見た目も機能も普通の生活が送れるようになるだろう」と執刀したゲリー・パーカー主席外科医は話している。
この手術でグレースさんの生活は一変したという。明るさを取り戻したグレースさんは今、看護師を目指して勉強中と語ってくれた。「将来は私も『マーシー・シップス』で働きたいの。みんなが私を助けてくれたように、私も苦しんでいる人を助けたいんです」とグレースさんは語る。
ときとして、医療不信に陥ってしまうこともある現代の日本だが、こういう話を聞くたび「人間、まだまだ捨てたもんじゃない」と救われた気持ちになるのは筆者だけではないはずだ。
(文=佐藤Kay)
漫画『キャプテン翼』は世界中で人気があり、サッカー少年たちのバイブルという存在は今も昔も変わらない。影響力は大きく、実際に起きたスーパープレーが、原作の必殺技に例えられたりすることも度々ある。
動画を見る
そしてこの度、ブラジルで生まれた美しすぎるシュートもそんなひとつ。ただ、並大抵のものではなかったので、動画「Wendell Lira AMAZING half-Bicycle Kick Goal | Atletico-GO vs Goianesia 1-2 ~ 2015」と合わせてご報告だ。
・ブラジルで生まれたゴール
美しすぎるシュートが生まれたのは、2015年3月11日に行われたアトレチコ・ゴイアニエンセ(赤)vs ゴイネシア(青)の試合。ゴイネシアが右サイドをえぐると、そこから見事な連携で崩し、最後はオーバーヘッドキックからゴールが生まれた。
・ただのオーバーヘッドキックではない
動画ではそのプレーが確認できるのだが、普通のオーバーヘッドキックとはひと味違う。なぜならチームが連動した上、並の身体能力では決めることのできないものだったからだ。
・すべてが美しい
ゴール前に一度縦パスを入れ、3人でディフェンスを崩すゴイネシア。そして絶妙なフライパスが出ると……前線へ走り込んだ選手はクルッと反転! なんとそのままダイレクトでオーバーヘッドキックを放ち、ネットへ突き刺してしまったのである!!
まるで漫画『キャプテン翼』に出てきそうな一連のプレーは、何度見ても美しいため、ぜひ動画で確認して欲しい。ちなみに、このスーパーゴールで先制点を奪ったゴイネシアは、敵地で1-2と勝利を収めている。
参照元:YouTube
執筆:原田たかし
動画提供:2015©Next Media Animation Limited. 米フロリダ州のゴルフ場に巨大なワニが出現した写真がインターネットをにぎわせている。3月12日付の報道などによると、「フォトショップで加工したのでは」などと言われているという。
これに対し、ゴルフ場のゼネラルマネジャーが自ら真相を暴露。それによると…。
背後の戸棚から、そーっと伸びてくる猫の前足。
狙われる猫の運命やいかに!?
映像をご覧ください。
Stealth Slap – YouTube
な、なな、なんて悪い猫なのでしょう!
こんなゆっくり、そして狡猾に狙うネコパンチもなかなか見ません。
狙われた猫はかわいそうのひと言ですが、実は……。
悪い猫も、扉にぶつかって自爆してたりします。
【この記事の全ての画像・動画を見る】
ミイラといえばファラオ、ファラオといえばエジプト、と言っても過言ではないほど、日本人にとっては、ミイラ=エジプトのイメージが強い。しかし実際にはミイラという死体保存の技法はアンデスや古代中国、またここ日本にも存在しており、近年においてもその研究はより根深い部分にまで及んでいる。
その他の画像はこちらから
そんな中、ペルーで発見された約2000年前の女性のミイラを分析したところ、その女性が最後に食べた食物が判明したとのニュースが飛び込んできた。
■2000年前の毛髪とは思えない保存状態が可能にした南米ペルーのミイラ研究
アリゾナ州立大学の人類学の教授や科学者らの研究によって明らかとなったのが、ミイラの髪の分析だった。
今回進められていた研究では、ペルー南部のワリヤカンにあるパラカス・ネクロポリス(ネクロポリス=巨大な墓地。死者の都の意)で1925年に考古学者フリオ・C・テジョ氏によって発掘されていたミイラ14体の毛髪に含まれる炭素から、当時彼らが口にしていた食事が割り出されたのだ。
ペルーの乾燥した気候と羊毛や綿によって、ていねいに保存されていたことや、ペルー独特の髪を長く伸ばす文化が影響し、保存状態の良い毛髪サンプルが取得できたのである。
■高地と沿岸地を行き来する魚と豆の質素な食生活? 炭素と窒素がカギに
言わずもがな、私たちの体は食べ物によってつくられる。よく、爪の状態で健康状態を測ることができるのと同じように、髪もまた、健康状態や栄養素の割合などを表すバロメータとなるのである。
今回注目されたのは、毛髪1cmあたりに含まれるケラチンの炭素と窒素の割合だ。この1cmという長さはつまり過去4週間分の長さであるため、死亡する以前のおよそ1カ月間に食べていたものが判明するのだ。
炭素同位体の種類に焦点を当ててみると、トウモロコシではC4、豆や野菜、その他ほとんどの植物類にはC3という炭素の一種が生成されるようで、穀物や野菜類を食べていたことが伺える。また、一般的に海洋植物や魚介類に含まれる窒素の値は陸上のものよりも大きくなる傾向にあるのだそうで、彼らは漁場となる場所を確保し、海産物も積極的に食べていた上に、穀物や野菜など陸上の食べ物もバランスよく食べていたということが推測できる。
このことは、今回の毛髪分析だけでなく、彼らが生きていた紀元前800年前から100年前までの洞窟の壁画、装飾品の図柄などからも「内陸の高地と沿岸地域を行き来していた」という生活スタイルが推測されるのだという。
2000年以上も昔に生きていた人々は、我々現代人よりもはるかに健康的で、人間らしく、ヘルシーな暮らしを送っていたことが想像できる。おそらくこの時代には"不摂生"などという単語はなかっただろうし、普段の生活や食事が特別に"健康的"だという認識もなかったのではないだろうか。
今回の一件では「ミイラが生前何を食べていたかを研究によって判明させた」というトピックでしかないものの、ここは是非"温故知新"で、ミイラたちの健康的でヘルシーな生活を学ぶべきなのかも知れない。
(文=ODACHIN)