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天才物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻ジェーンの物語を描く映画『博士と彼女のセオリー』の特別映像が公開になった。映画の主人公のひとりジェーンにフォーカスした映像で、これまであまり知られてこなかった彼女の存在と、ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズの魅力に迫った内容になっている。
特別映像
映画は、天才物理学者として周囲の期待を集めるも、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、余命2年を宣告されたスティーヴンと、それでも決して諦めることなく彼と生きることを決めたジェーンの愛のドラマを描く感動作。スティーヴンを演じたエディ・レッドメインは本年度のアカデミー主演男優賞に輝くなど高い評価を集めている。
スティーヴンは“車椅子の天才物理学者”として多くの人に知られているが、彼の生涯に欠かすことができない女性の存在はあまり知られていない。ジェーンは、大学在籍時にスティーヴンに出会い、ふたりはすぐに恋に落ちるが、その直後に彼がALSを発症する。スティーヴンは落ち込むが、ジェーンは残された時間に関係なく彼と共に歩むことを決め、結婚をし、子をもうける。その意思の強さと、まっすぐな想いは映画の中でしっかりと描かれており、観る者の感動を呼ぶ。結果的にスティーヴンは73歳になった現在も研究活動を続けているが、ジェーンの存在と彼女の愛を欠かすことはできなかっただろう。
映画でジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズは、ジェーン本人に何度も会い、話を聞き、彼女の持っている家族写真など資料を参考にしながら演技を組み立てた。特別映像ではジェーン本人とジョーンズが作品について、役作りについて語っており、後半にはホーキング博士が登場。彼は「映画は私たちの結婚生活そのものだ」と言い、ジェーンは「スクリーンの彼女に驚いた。“私だわ”とね」と賛辞をおくっている。
『博士と彼女のセオリー』
3月13日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー