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俳優の染谷将太が主演し、山崎貴監督が人気コミックを実写化する『寄生獣』が、イタリアで開催されるウディネ・ファーイースト映画祭(4/22~5/2)のコンペティション部門に出品されることが決定した。山崎監督は、昨年の同映画祭で『永遠の0』が観客賞の最高位「ゴールデン・マルベリー賞」を受賞。映画祭史上初となる2年連続受賞への期待がかかる。
【写真】橋本愛を抱き上げる染谷将太の劇中カット
今年で17回目を迎える同映画祭は、東アジアの作品をヨーロッパに紹介することを旨とし、大作からミニシアター系の作品まで幅広いジャンルの良作を選出。今年度は10の国と地域から56作品が上映される予定。
山崎監督作品としては、2006年の『ALWAYS 三丁目の夕日』、2008年の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、2014年の『永遠の0』に続く4回目の選出となり、昨年は『永遠の0』が観客賞の最高位「ゴールデン・マルベリー賞」を受賞している。同映画祭で同じ監督の作品が2年連続で観客賞の最高位を受賞したことはなく、『寄生獣』が受賞すれば映画祭史上初の快挙となる。
映画祭の最高責任者、サブリナ・バラチェッティ氏は「『寄生獣』は、現代社会のウイルスへの恐怖感を反映しながらも、ブラックコメディと終末的なサイエンスフィクションのちょうど中間という難しいツボを押さえています。おかしくも恐ろしい、現代の空気を驚くほどとらえた作品です」と評している。
『寄生獣』は前編が昨年公開され、後編となる『寄生獣 完結編』は4月25日より全国公開される。