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株式会社KADOKAWAが発行する音楽情報誌「CD&DLでーた」は、2015年2月9日~10日の期間において、全国の10~30代の男女1369名(男性536人、女性574人)を対象に、心に残る思い出の「卒業ソング」についてインターネット調査を実施し、ランキングを発表した。
総合ランキング1位は、昨年に続き“ユーミン”こと荒井由実の「卒業写真」。この作品が発表されたのは1975年と今から40年も前のことだが、30代女性からの票を多く集めた。中には、“卒業式に担任の先生が歌ってくれた(20代男性)”“しんみりとした曲が印象深い(20代女性)”“まさに卒業ソング(10代男性)”といった若い世代からの声も寄せらるなど、世代を超え支持を集める定番の「卒業ソング」となっていることが伺える結果となった。
続いて総合2位は、レミオロメンの「3月9日」が20代女性から多くの支持を集め、昨年の8位から大幅に躍進を遂げた。“卒業を意識したようなPVのストーリーが印象的”“ドラマの卒業式のシーンで使われ、それ以降卒業シーズンによく聴くようになった”といったコメントが寄せられた。
そして、総合3位には、昨年2位だった海援隊の「贈る言葉」。ドラマの印象が強く、特に30代男性からの票が多かった。2003年にはロックバンド:FLOWが本作のカバーをリリースするなど、若い世代にとっても“卒業・卒業式”を連想させる楽曲として認知されているようだ。
そのほかの楽曲では、いきものがかりの「YELL」(総合7位)や、アンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」(総合13位)が、今回初めてトップ20内にランクインした。
また、メンバーの1人である山田菜々の卒業に合わせて制作されたというNMB48の「みんな、大好き」(3月31日発売「Don’t look back!」カップリング)や、東方神起の「サクラミチ」(2月25日発売)、三代目J Soul Brothersの「風の中、歩き出す」(1月28日発売「PLANET SEVEN」収録曲)など、今年も新たな「卒業ソング」候補が続々とリリースされている。
●心に残る思い出の「卒業ソング」総合ランキング
順位:曲名/アーティスト名
1位:卒業写真/荒井由実
2位:3月9日/レミオロメン
3位:贈る言葉/海援隊
4位:my graduation/SPEED
5位:卒業/尾崎豊
6位:さくら/森山直太朗
7位:YELL/いきものがかり
8位:道/EXILE
9位:卒業/斉藤由貴
10位:乾杯/長渕剛
11位:桜ノ雨/absorb feat.初音ミク
12位:栄光の架橋/ゆず
13位:手紙 ~拝啓 十五の君へ~/アンジェラ・アキ
14位:旅立ちの日に…/川嶋あい
15位:想い出がいっぱい/H2O
16位:桜/コブクロ
16位:未来へ/Kiroro
18位:さくら/ケツメイシ
19位:卒業の歌、友達の歌。/19
20位:キセキ/GReeeeN
※画像は『CD&DLでーた』4月号カバー