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実際に起きた経営者誘拐事件を描いたアンソニー・ホプキンス主演最新作『ハイネケン誘拐の代償』が6月13日に公開されることが12日、明らかになった。
本作は、1983年に起きた巨大ビール企業「ハイネケン」の経営者誘拐事件をもとに、ダニエル・アルフレッドソン監督が映画化したサスペンス・ミステリー。世界屈指の大富豪であるフレディ・ハイネケンが、犯罪経験のない幼なじみの5人組に誘拐され、史上最高額(当時)の身代金が要求された事件で、映画では、大胆不敵な計画を実行した犯人たちが、次第に人質であるハイネケンに翻弄(ほんろう)され、歯車が狂っていくという、老練な人質と素人の誘拐犯たちのやり取りを描く。追い詰められた犯人が支払う”誘拐の代償”とは…?
大富豪・ハイネケンを演じるのは、『羊たちの沈黙』の殺人鬼ハンニバル・レクターなどで知られるベテラン俳優のアンソニー・ホプキンス。そして、誘拐犯グループを演じるのは、『アクロス・ザ・ユニバース』『鑑定士と顔のない依頼人』などに出演するジム・スタージェスと、『アバター』『ターミネーター4』など大作での活躍が光るサム・ワーシントン。さらに、ライアン・クワンテン、マーク・ヴァン・エウウェン、トーマス・コックレルなど若手俳優がそろった。
奪われた身代金の大半の行方が解明されていないなど、多くの謎を残しているこの事件。その真相を追ったエミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本をもとに、誘拐した者・誘拐された者の両者の視点で描いている。事件の知られざる真実へ迫っていく本作だが、今回公開されたポスタービジュアルでは、誘拐犯グループのメンバーの緊迫した表情をよそに、タキシードにグラスを傾け微笑するハイネケン(アンソニー・ホプキンス)の姿が印象的で、不気味な雰囲気を漂わせている。
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