上方落語協会会長の桂文枝(71)が24日、大阪市内で、上方落語の若手スター育成を主眼とした「上方落語 若手噺家グランプリ」の創設を発表した。
文枝は先日にイベント共演した、ブレーク中の8・6秒バズーカーを引き合いに「最近は才能のある方が、漫才やピン芸人などに流れています」と語り、上方落語発展のため同大会を創設した経緯を説明した。
同大会は入門15年未満の上方落語家を対象に4月から予選をスタートし、6月に本選を行う。
文枝は自身が20代だった時代を「仁鶴さんや春蝶さんら若い世代が固まっておりました」と若手落語家がテレビやラジオでも活躍していた当時を振り返り、同大会本選の審査員は在阪テレビ局のプロデューサーらに依頼。若手にテレビ出演のチャンスを与えたい考えを明かし「おもしろいと思ったら、リポーターなどでも使ってやっていただきたい」と要望していた。