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東京アニメアワードフェス記者会見 「カナダフォーカス」特集を発表

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東京アニメアワードフェス記者会見 「カナダフォーカス」特集を発表

 東京アニメアワードフェス記者会見 「カナダフォーカス」特集を発表

 2015年3月19日から東京・日本橋で東京アニメアワードフェスティバル2015 (TAAF2015)が開催される。世界各国のアニメーションを集めた国際映画祭である。
 開催に先駆けて3月5日には、東京・青山にあるカナダ大使館でプレスカンファレンスが開催された。会場にカナダ大使館が選ばれたのは、映画祭が期間中に「カナダフォーカス」と題した特集を組むためである。
 
 会見では、まずカナダ大使館の参事官・ローリー・ピーターズさんが登壇し挨拶をした。カナダは世界的にもアニメーション制作の盛んな国として知られるが、そうしたカナダの映像文化について紹介した。カナダはこれまで世界50ヵ国以上と映像の共同制作を行っているという。
 TAAF2015からは実行委員長の内田健二さんが登壇した。日本とカナダのアニメーション分野での協力は少なくないが、そうした良好な関係に感謝を述べた。また自身も40年前にカナダの映像を見て学んだことを話し「多くの人にカナダの作品を見てもらえることは嬉しい」とコメントした。
 
 またTAAF2015のディレクターである江口美都さん、山村浩二監督がTAAF2015の説明を行った。江口さんはまず開催地となった日本橋に言及。「“浮世絵”という大衆文化の生まれた場所であること、そういった場から世界に発信することが美しいストーリーのようだ」と話した。
 そして日本で海外のアニメーション作品を見る機会があまりないことや、日本がいろいろな背景から共同制作が難しい国であることなどを述べ、国際映画祭の意義を語った。
 
 そうした環境でカナダのナショナルフィルムボード(NFB)と国際共同製作を実現したのが山村浩二監督だ。山村浩二監督は『頭山』でアカデミー賞ノミネートをはじめ、国際的な活躍を続けている。映画祭では「カナダフォーカス」ではプログラムのキュレーションも担当した。
 山村監督は20代の頃カナダ大使館でコ・ホードマン監督の『砂の城』に大きな刺激を受けたことなどを語り、今回のプログラムに触れた。「パーフェクトなエネルギーのセレクションではない」と話し、まだ選び足りない作品があったことを話した。自身の作品も入っていることに関しては「自分の意思じゃない」と苦笑する。
 
 最後の登壇者はそのコ・ホードマン監督。『砂の城』でNFB初のアカデミー賞受賞を成し遂げている。日本でもアニメーション作家によく知られるNFBについて、「クリエイターに自由を与えてくれるので、作りたいものが作れた」と話す。…

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