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19日に89歳で亡くなった人間国宝の落語家・桂米朝(本名・中川清)さんの訃報を受け、米朝さんとゆかりの深かった笑福亭仁鶴、上方落語協会会長の桂文枝が所属事務所を通じてコメントを発表。仁鶴は「落語のことをいろいろと教えていただいた師匠です。誠に残念です」、文枝は「想い出と感謝の言葉がたくさんありすぎて収拾がつきません」と、それぞれ感謝と追悼の言葉を並べた。
ご冥福をお祈りします…「おくやみ・訃報」記事一覧
■笑福亭仁鶴コメント全文
噺(はなし)のネタをいくつか教えていただいて、稽古をつけていただいて、落語のことをいろいろと教えていただいた師匠です。誠に残念です。ご冥福をお祈り致します。
笑福亭仁鶴
■桂文枝コメント全文
米朝師匠の訃報に接し、いま言葉が見つかりません。入門してからずっとお世話になりました。師匠に教えていただいた「二人癖」を始めいろんなネタ、思い出がありすぎて整理がつきません。
繁昌亭に書いていただいた「楽」の文字。私自身も「初心忘れず」の言葉を始め、たくさんの色紙をいただきました。
60歳になった時に「師匠還暦になりました」といいましたら「噺家としたらこれからやがな頑張らんと」とおっしゃっていただいたから協会会長として今日まで頑張ってこれたと思います。
協会会館に車椅子で見に来ていただいたこと、談志師匠と和解の宴に出ていただいたこと、最後にお会いした日、生涯忘れることはありません。
本当にありがとうございました。
想い出と感謝の言葉がたくさんありすぎて収拾がつきません。
ご一門さまの哀しみもいかばかりか。
とにかく いま ただただ ご冥福を祈って 合掌するのみでございます。
桂文枝