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就職活動で企業に好印象を与える男子学生の髪形「就活ヘア」をまとめた理容店向けのマニュアルを、近畿大の学生と奈良県理容生活衛生同業組合(奈良市、組合員約600人)が作った。
同組合は「自信を持って客にスタイルを提案できる。就活ヘアを全国に広めたい」としている。
同組合青年部長の大月靖彦さん(41)が「就職活動を頑張る学生に協力したい」と、顧客だった同大学経営学部の中谷常二教授(企業倫理)にアンケートの実施を提案。ゼミ生19人が協力し、許容される髪の長さや色、スタイルなどを組合員の顧客約390社に調査した。
マニュアルは不動産、金融など10の業界ごとに、「刈り上げ」「長髪」などの髪形別、「ナチュラル」「ハード」などのセットスタイル別に「好ましい」と答えた企業の割合を記した。業界ごとに「きっちりした礼節のあるヘアスタイルが好印象」(自動車)、「多少のおしゃれは好む」(サービス)などのコメントを添えた。
A4判12ページで、500部作成。「就活ヘア」の講習を受けた組合員に配られる。また、受講した組合員の店だけで掲示できる「アゲメン就活ヘアあります」と書かれた限定ポスターも作り、PRに力を入れる。
16日には、奈良市の奈良理容美容専門学校に組合員ら約50人が集まり、マニュアルの説明やゼミ生をモデルにした実演が行われた。
モデルを務めた3年西田拓史(たくみ)さん(20)は「就活には不安がたくさんあるが、『髪形は大丈夫』と安心できることで自信につながる」と笑顔を見せた。
大月さんは「これが正解という髪形が分からなかった。これからは説得力のある提案ができる」と話した。