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長崎大は20日、タブレット端末やスマートフォンなどの機器を活用し、長崎原爆の実相などを学ぶ平和教育用の教材を開発したと発表した。同大では「被爆当時と今との比較が簡単にできる。子どもたちの被爆への関心を高める手助けになってほしい」と期待している。
発表によると、小学校高学年向けの教材で、▽原爆落下中心地碑▽浦上天主堂▽長崎刑務所浦上刑務支所跡▽城山小の4か所のパノラマ写真や、被爆者の被爆体験の証言などの映像が用意されている。タブレット端末やスマートフォンなどに専用アプリを取り込むと、各地点の被爆直後の写真などを閲覧でき、向いている方向によって画像も360度動き、現在の様子との比較もできる。
同大教育学部の瀬戸崎典夫准教授は「子どもたちは普段から情報通信機器に慣れ親しんでおり、効果は期待できる」と話している。
今後はデータを増やすなどして、来年度にも長崎市教育委員会などへの配布を目指している。