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テニスのBNPパリバ・オープン男子シングルスは3月21日、準決勝2試合が行われ、アンディ・マレーを6-2、6-3で下したノバク・ジョコビッチと、ミロシュ・ラオニッチを7-5、6-4で下したロジャー・フェデラーが決勝に進んだ。 今年の全豪オープン決勝でも顔を合わせたジョコビッチとマレー。大会初優勝を目指すマレーはリベンジしたいところだったが、またもジョコビッチの高い壁に阻まれ準決勝で敗退した。 準々決勝でラファエル・ナダルから初勝利を奪い、勢いに乗るラオニッチと対戦したフェデラーは、成長著しい24歳のパワーを変幻自在のショットで封じる。ラオニッチはフェデラーのバックを狙う作戦に出たが、バックハンドからのスライスで逆に勝負所のミスを誘発され、懐の深さに呑み込まれた。 ジョコビッチとフェデラーは、3週間前のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権男子でも決勝で対戦し、そのときはフェデラーが勝っている。通算37度の対戦はフェデラーの20勝17敗。このところは勝ったり負けたり五分の戦いが続いている。 お馴染みとなった対戦カードにファンは「結局まだまだジョコビッチとフェデラーの時代が続く」「フェデラーとジョコビッチはやっぱ強い。安定感がある」「結局決勝はジョコビッチとフェデラーか」「やっぱこの二人は圧倒的だな。フェデラー選手なんかもういい歳なのに未だに世界のトップで居続けるんだから」「やはりこのカードになったか。どっちが勝ってもおかしくないな。楽しみだ!」など、BIG4の中でも2人の安定感は飛び抜けているといった見方だ。 フェデラーが優勝すれば、自身が持つ大会最多記録を更新する5度目の優勝。昨年の決勝でフェデラーを破り優勝したジョコビッチは、連覇すればフェデラーに並ぶ4度目の優勝となる。