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ヤンキース番の名物記者が言及「右腕が開幕戦で先発するシナリオがある」
ヤンキースの田中将大投手がメジャーで初の開幕投手を務める可能性が高まってきている。地元紙ニューヨーク・ポストは「ジラルディはタナカを開幕投手にすることについて口が重い」との見出しで報じた。
記事を執筆しているのは、ヤンキース番を長年務める名物記者のジョージ・キング氏。田中のオープン戦3度目の登板が中6日となる25日(日本時間26日)のメッツ戦になったことを受け、田中の大役抜擢について、このように言及した。
「マサヒロ・タナカは中6日で水曜日(25日)にジョージ・スタインブレナー・フィールドでのメッツ戦に先発する予定だ。右腕が4月6日(日本時間7日)のブルージェイズとの開幕戦で先発するシナリオがある」
さらに、田中が25日に先発した後に、中5日で31日に登板することが濃厚であることも指摘。開幕前の最終登板は、敵地でのツインズ戦か、キャンプ地のフロリダ州タンパで行われるマイナーリーグのゲームに登板するという。そうなれば、中5日で4月6日の開幕戦に先発することができる。
「さらに5日の休みとともに、過去6年にわたりCC・サバシアが引き受けていた開幕投手の役目がタナカに任されるだろう」
記事ではこのように伝えている。
順当ならば、実績で上回るエースのサバシアが本命だ。ヤンキースに入団する前を含めると、昨年まで9年連続で開幕投手を務めてきたメジャーを代表する左腕。しかし、ここ2年は成績が急激に落ち、昨年は開幕直後に右膝痛で離脱。その後、手術を受けてシーズンを棒に振った。
田中、サバシアともに開幕戦先発が可能なスケジュールに
それでも、復活を目指すシーズンへ向けて、今キャンプは順調に調整を続けている。22日(同23日)のメッツ戦では、オープン戦2度目の先発マウンドに上がる予定。その後も中4日で先発していくと、さらに2度のオープン戦登板を経て、開幕戦に投げることができる。
もっとも、現地メディアの報道ではサバシアが開幕戦に登板しない可能性について言及するものもある。スケジュールとしては、田中もサバシアも開幕戦先発が可能な状態となっており、首脳陣はギリギリまで2人の状態を見極めることになりそうだ。
実際に、ジラルディ監督は「我々は選手に準備をさせているが、開幕戦の先発が誰であるかは本当に言えない。なぜなら(開幕までに)彼らがどういう状態かを我々がどう感じるかによるからだ。…