ＦＩＦＡ＝国際サッカー連盟は１９日、２０２２年のワールドカップ・カタール大会を猛暑となる夏場を避け、１１月から１２月に開催すると発表しました。
　　サッカーのワールドカップは通常、ヨーロッパなどの国内リーグ戦の時期とかぶらないよう６月から７月にかけて行われています。しかし、２０２２年大会が開かれるカタールは夏場の気温が４０度を超えることもあるため、選手や観客の健康を危惧する声があがっていました。
　
　　これを受けＦＩＦＡは１９日、スイスのチューリヒで理事会を開き、同じ年の２月に冬季五輪があることや、４月からイスラム教のラマダンが始まることを考慮し、大会時期を１１月から１２月とし、決勝はカタールで祝日にあたる１２月１８日と決めました。
　
　　また大会期間については前回ブラジル大会の３２日間から２８日程度に短縮する方針ですが、シーズン真っ只中に、リーグ戦の中断を余儀なくされるヨーロッパのクラブチームからは、今後、反発も予想されます。（20日07:15）