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アマチュアはコースに出るといつでも本番。スコアをつけてラウンドしてしまう。しかし、ミスをしたまま終わってしまう本番ラウンドは上達できるチャンスを逃していることにもなる。だからこそ、スコアをつけずにラウンドしてみることが大切だ。打ち直しのできる練習ラウンドをすることが、実際のコースでの成功体験を増やすことになり、急速な上達を成し得るのだ。ティーチングプロの小池泰輔さんがポイントを解説するレッスンは今回が2回目になる。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ Vol.25」から)
――我々アマチュアはコースでは練習場で体験していないことにたくさん遭遇します。そのために練習場のように打てないということが起きます。それでなかなかスコアをよくできないわけですが、小池プロのお話を伺って、我々アマチュアは練習場で体験できないことを練習するための練習ラウンドをすることが大事に思えます。
小池 まさにその通りで、スコアをつけない練習ラウンドをすれば、そうした練習をしっかりと行えます。そもそも練習場ではマットに置いたボールで打つわけで、本物の芝から打つわけではないですよね。それだけでもコースで練習する意味が大いにあります。
――本当にそうですね。コースで遭遇したラフやバンカー、傾斜のライなどは特に経験値が少ないのでミスが起きやすいです。練習ラウンドならば、打ち直すことができますね。
小池 そうなのですが、やはり打ち直すのであれば、ミスの原因を考えて、違うことを試してみる。単純に打ち直しては弾道チェックと同じように、同じミスを繰り返すことになります。これはトラウマをつくるだけです。ミスの原因を考え、異なることを試してよい結果になれば、それが自信になります。この違いはとても大きいです。
――どんなふうにミスの原因を考えて、異なる打ち直しをしたらいいのでしょうか。
小池 まずは傾斜のライからお話ししましょうか。 例えばつま先上がりですが、そのライで打ったらダフったとしましょう。なぜダフったのかを考えると、つま先上がりなのにいつもと同じ長さでグリップしていたということがわかります。となれば、打ち直しは短く握って打ってみるというわけです。また、つま先上がりで左に飛んだとしましょう。打ち直しはフェースを少し開いて打ってみる。あるいは右に目標を取って打ってみるというのもいいと思います。逆につま先下がりでトップしたとしたら、打ち直しではアドレスで腰をぐっと落としてみる。素振りをしてバランスが悪ければ、コンパクトなスイングにするということもある。それで飛距離が出なければ一番手上げる。スライスしたら、フェースを少しかぶせたり、左方向を目標にしたりするといった具合です。