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突然、自らこの世を去った一人の天才騎手。競馬界で誰よりも愛された男の身にいったい何があったのか!?
競馬界に悲報が届いたのは、2月27日のことだった。
JRAの後藤浩輝騎手(40)が茨城県稲敷郡阿見町にある自宅の脱衣所で、首をつった状態で発見され、その後、死亡が確認されたのだ。茨城県警牛久署は、事件性はなく自殺と見ている。
「亡くなる前日の夜は、妻でタレントの湯原麻利絵さん、1歳になる娘と3人で食事をとったり、娘をお風呂に入れるなど、普段と変わらない様子だったそうです」(スポーツ紙記者)
さらに、その前日には、Facebookで栃木県のホテルで演歌歌手のライブを鑑賞したことを笑顔の写真とともに公開しており、自殺する気配は感じられない。
実は、本誌は自殺の約1週間前の2月19日に、カラー連載『人間力』の出演依頼をしていた。電話を通じて後藤騎手とやりとりをした担当編集者は、こう話す。
「後藤騎手の携帯電話に連絡すると、留守電だったんですが、その後すぐに折り返しの電話があり、”ぜひ、取材お引き受けさせてください”と快諾してくれました。電話でのやりとりだけでしたが、礼儀正しく感じのいい方でした」
取材の予定は、3月の第1週だったというので、その時点で自殺という考えは後藤騎手の頭の中には、まったくなかったと思われる。
競馬関係者も一様に「自殺するようなそぶりはなかったし、動機も思い当たらない」と語っているように、借金、女性問題などの目立ったトラブルもなかった。
それだけに、後藤騎手の死は多くの謎に包まれている。
そんな状況下、”死の真相”を巡って、さまざまな憶測が飛び交っている。
その一つが”落馬原因説”だ。後藤騎手は、21日のダイヤモンドSで落馬し、頸椎を捻挫したが、幸いにも軽傷で翌22日のレースには騎乗するほどだった。
しかし、競馬関係者は「あくまで推測だが」と前置きし、こう語る。
「彼は今回の落馬の前に3度落馬しており、いずれも頸椎を骨折。人間にとって頸椎はさまざまな神経が通る繊細な部分。彼は23日に栃木県の病院で検査を受けていますが、そのとき、もしかしたら落馬直後には発見できなかった重大なケガを指摘され、その事実に絶望したのかもしれません」
2つ目は、”事故説”だ。
頸椎骨折の重傷を負ってから、後藤騎手は定期的なリハビリをしていた。その中に、顎にロープをかけ、引っ張る牽引治療があるが、それが外れて首が締まったのではないかというもの。…