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サッカー界において自身の退場処分を同スポーツへの愛と共に声明文で謝罪したという前例が過去にどれだけあっただろうか。
1862年創設の世界最古のクラブで現イングランド3部リーグ、ノッツ・カウンティに所属する23歳のイングランド人MFリアム・ノーブルが、7日のスウィンドン戦で犯した自身の退場劇を声明文で陳謝したことが話題になっている。
0-2で敗北が濃厚となった85分、ノーブルはイエローカードを受けると審判に激しく抗議したため、続けざまに2枚目のイエローカードを受けて退場した。ノッツ・カウンティは終了間際にもダメ押しとなる3失点目を喫して敗北。さらにチームは降格圏内の21位レイトン・オリエントと勝ち点5差の19位に後退し、3部残留にも黄信号が点り始めた。
ノッツ・カウンティのショーン・デリー監督が試合後、「ノーブルを擁護することはできない。彼が今季退場したのはこれが3回目であり、容認できない。自分を見つめ直し、深く反省する必要がある。がっかりだ」と、批判したこともあり、ノーブルは翌日、次のような心を込めた声明文を発した。
「僕はノッツ・カウンティの関係各位に謝罪します。まずは僕を選んでくれた監督へ。僕が出場停止となってしまったことを反省します。そしてグレッグ(・アボット助監督)へ。僕を信頼し、この素晴らしいビッグクラブ、ノッツ・カウンティに引き抜いてくれた彼の期待を再び裏切ってしまったことを反省します」
「それから全ての同僚へ。僕は彼らを大きく失望させてしまったことを謝罪します。そして僕の給与を毎週支払ってくれている会長(レイ・トルー氏)とアイリーン(会長の妻)へ。出場停止のためピッチ上で報いることができない事を謝罪します」
「加えて、僕は全てのファンに謝罪します。敵地まで足を運んでくれた全てのファン、ノッツ・カウンティを応援していた全てのファンを失望させてしまいました」
「僕は自分自身だけでなく、家族も失望させてしまいました。自分の弱点を改善するために全力を尽くすつもりだし、今後も熱い場面に接する時があっても、僕は責任を持って全力で気持ちを落ち着かせるつもりです」
「僕はただ、ノッツ・カウンティに関わる全ての人たちに心から謝罪し、自分の弱みを克服することに全力を尽くすつもりだとここに誓います」
「プロのサッカー選手でいることは、僕の生きがいであり、僕が得ているもの、ファンから受けるサポートに心から感謝しています。…