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野球に接触する機会の減少に危機感、パ・リーグが新たな試み
「10数年前と比較して、未就学児や小学校低学年の子供たちが野球に接触する時間、場所が圧倒的に減っていることに対して危機感を持っています。今回パ・リーグ6球団が共同で『知育ゲーム』を出すのも、そうした背景があるからです」
そう語るのは、パ・リーグ6球団共同出資の事業会社、パシフィックリーグマーケティングのIT統括部の大上武志氏だ。
確かに子供たちの生活の中で野球に接触する機会は以前よりも圧倒的に減っている。例えば、学校の体育のカリキュラムに野球が含まれているケースは少なく、休み時間にはボールの使用を禁じている学校も多い。帰宅後の夜に自宅リビングで親と一緒にテレビを見ていても地上波では野球中継がやっていない。
「野球はサッカーやバスケットと比較して、ルールが多少分かりにくいので、子供の頃の接触すりこみの面積が、将来大人になった際に大きな差になるのでは、と仮説を持っています。逆に言うと、子どもの頃に接触すりこみができていれば、野球少年にはならなくても、野球観戦をしてくれる土壌は作れるのではないか、ということです」
大上氏はそう話す。
パ・リーグが着目した「知育」サービス
現代の子供たちは何をして過ごしているのか。大人だけではなく子供の趣味嗜好・娯楽も多様化し、運動だけでなく、例えばポケモンなどのキャラクターと親しんだり、携帯型ゲームに興じたりしている。
その中でパ・リーグが目をつけたのが、スマートフォン等のデジタルデバイス普及に伴う「知育」サービスだ。
とある外部機関の調査によると、3歳から小学生低学年の子供を持つ親で、スマホアプリを所持しているうち、約80%が子供用アプリを週1回以上使用し、全体の17%は毎日使っているという。もちろん、子供がアプリを使用することによる善し悪しはあるが、一方で事実としてそれだけ使用されているのであれば、逆にそのタッチポイントを利用してパ・リーグのコンテンツを届けられると考えたのだ。
今回パ・リーグからの依頼を受けて制作に携わった株式会社ワオ・コーポレーションが運営するアプリシリーズ「ワオっち!」の顧客アンケートによると、「毎日子供が触れるアプリなので、使わせるアプリは厳選したい」「子供の興味関心を伸ばし、成長に役立つものを与えたい」などのニーズが顕在化しているようである。
それらのニーズを踏まえた上で完成したのが「パ・リーグ さんすうホームラン」だ。…