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レアル・マドリードは前節、アウェーでアスレティック・ビルバオに完封負け(0-1)を喫し、通算20勝1分5敗となり4カ月振りに首位の座を明け渡した。また、続くCLでもホームでシャルケとの打ち合い(3-4)に敗れ、ファーストレグ(2-0)の貯金のお陰で辛くも準々決勝進出を決めた。チームは前々節もホームでビジャレアルとドロー(1-1)に終わっており、今シーズン初めて公式戦で3戦連続未勝利となるなど、大きな不安を露呈している。
首位バルセロナから1ポイント差の2位で迎える今節は、次節の直接対決“伝統の一戦クラシコ”を考えると、累積警告にリーチが掛かっているMFトニ・クロースおよびMFイスコはもちろんのこと、できる限り主力を温存したいところだ。一方、故障から回復したDFセルヒオ・ラモスはスタメン復帰が、前節途中交代ながら久々の復帰を果たしたMFルカ・モドリッチには出場時間の増加が期待されている。また、パフォーマンスが疑問視されているMFガレス・ベイルやGKイケル・カシージャスを起用し続けるのか否かも議論となっている。いずれにしても、これ以上の取りこぼしは許されない切羽詰った状況にあるだけに、これまでローテーションを採用してこなかったカルロ・アンチェロッティ監督が、システムを変更も含めてどれだけ変化を付けてくるのかに注目が集まる。
対するレバンテは前節、ホームでエイバルに勝利(2-1)し、通算6勝7分13敗として18位から17位に上昇した。2カ月振りに降格圏内を脱出したとはいえ、18位グラナダとは3ポイント差と引き続き予断を許さぬ状況が続く今節は、トップチームのほぼ全てのメンバーが起用できる状態にあるものの、前節同様の布陣になると見込まれている。
ロースコアの試合では攻め切れず、打ち合いの展開では守り切れないという、ちぐはぐな戦いが続いているレアルだが、実力で相手を大きく上回るうえに10勝1分1敗の戦績を誇るホームで戦える今節は、圧倒的に有利な状況にある。それゆえ、アウェーでは現在7連敗中で通算1勝4分8敗と完全な内弁慶のレバンテが、どれだけ接戦に持ち込めるかが試合の見所になりそうだ。