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【上海・福田智沙】フィギュアスケートの世界選手権は25日、当地で開幕する。
男子は、羽生結弦(ANA)が日本勢初の2連覇に挑む。昨季はグランプリ(GP)ファイナル、ソチ五輪、世界選手権のいずれも優勝。今季も昨年12月のGPファイナルを制しており、本来の力が出せれば連覇の可能性は高い。だが、昨年末に腹部を手術。今年1月には右足首のねんざもあり、調整は遅れ気味。回復ぶりが気がかりだ。
小塚崇彦(トヨタ自動車)と無良崇人(HIROTA)は今季、演技の安定感を欠いている。4回転ジャンプやトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を確実に決めて上位に進出したい。
羽生の最大のライバルはソチ五輪銅メダルのテン(カザフスタン)か。2月の4大陸選手権でショートプログラム(SP)世界歴代4位、フリーとの合計でチャン(カナダ)、羽生に次ぐ歴代3位の得点を出した。フリーで3度の4回転ジャンプを跳ぶ昨季世界選手権3位のフェルナンデス(スペイン)も侮れない。
女子はロシア勢の強さが際立つ。今季、SPとフリーの合計点で200点を超えているトゥクタミシェワとラジオノワが優勝争いの中心になりそうだ。ともに出来栄え点(GOE)で高い加点が得られるジャンプを跳べるのが強みだ。ロシア勢に対するのはゴールド、ワグナーら米国勢か。
日本勢は宮原知子(さとこ)=大阪・関大高、本郷理華(愛知みずほ大瑞穂高)、村上佳菜子(中京大)の布陣で臨む。メダルを獲得できれば、日本女子としては2006年から10年連続となる。3人ともジャンプをしっかりと跳び、回転不足と判定されないようにしたい。
ペアは高橋成美、木原龍一(木下ク)組、アイスダンスはキャシー・リード、クリス・リード組(同)が出場する。
◇世界フィギュアの日程◇
25日 アイスダンスSD、ペアSP
26日 女子SP、ペアフリー
27日 アイスダンスフリー、男子SP
28日 女子フリー、男子フリー
(SDはショートダンス)